沖縄県北谷町がリユース事業を推進「おいくら」と提携

沖縄県北谷町が「おいくら」と提携しリユース事業を開始

沖縄県の北谷町が、不要品を再利用するリユース事業を本格的に始めました。これは、株式会社マーケットエンタープライズが運営するリユースプラットフォーム「おいくら」との連携によるものです。この取り組みは、地域の課題解決を図るもので、廃棄物削減と循環型社会の実現を目的としています。

1. 取り組みの背景と目的

北谷町の町長である渡久地政志氏は、地域内でのリユース推進を進めてきました。しかし、粗大ごみとして処理されるべき不要品の中には、まだ使えるものが多いことが問題となっています。このような状況を背景に、同町は新たなリユース施策の導入を模索していました。一方、マーケットエンタープライズは、持続可能な社会を目指し、さまざまなリユース活動に取り組んでいます。両者のニーズが合致し、今回の提携に至りました。

2. 「おいくら」の特長と利便性

「おいくら」は、不要品を売却したい顧客が一括査定依頼をできるプラットフォームです。査定依頼をすると、全国のリユースショップに一度で査定が可能で、これまでに130万人以上のユーザーに利用されています。このシンプルな仕組みにより、売りたい物の価格を簡単に比較し、優れた条件で売却することができるのです。

3. 北谷町のリユース事業の特徴

北谷町では、不要品の回収について、申請方式による収集を行っていますが、大型の不要品の場合は自ら運び出す必要があります。「おいくら」では、希望者の自宅まで訪問しての出張買取も行っており、大きな家具や家電など、運び出しが困難なものの処理を容易にします。さらに、町で回収されない冷蔵庫や洗濯機なども、まだ使用できるものに限り買取が可能となるので、廃棄物の削減につながります。最短では、依頼当日に売却できるスピード感も大きな魅力です。