JAXAの火星衛星探査計画MMXについて
JAXA(宇宙航空研究開発機構)が新たに企画した火星衛星探査計画MMX(Martian Moons eXploration)は、太陽系の謎を解き明かす重要なミッションです。2024年度には打ち上げが予定されており、火星の衛星フォボスに着陸後、2029年には地球へのサンプルリターンを目指しています。これは、世界初の火星圏サンプルリターンミッションとして、多大な注目を集めています。
このミッションは、はやぶさ2に続く大型のサンプルリターンプロジェクトで、太陽系の惑星形成に関する多くの謎を解く鍵となることが期待されています。また、MMXミッションは国際的な協力によって成り立っており、アメリカのNASAをはじめ、フランスのCNES、ドイツのDLRといった国々の協力も注目されています。
ミッションマークデザインコンペ概要
JAXAは、MMXミッションを支えるデザインとして、ミッションマークの公募を行います。このミッションマークは、ロケット本体に描かれることに加え、各種広報物や広告にも使用される予定です。そのため、参加者はプロジェクトに関わるチームを象徴するようなデザインを考案することが求められます。
デザインコンペは、全500人以上のメンバーが関与するこの壮大なミッションの一環として進行します。特に、ミッションチームメンバー全員の意識を一体化させるための重要な役割を担うことになります。
1次審査では、参加者はポートフォリオを提出し、優れたデザイン案を持つ5名が最終審査に進むことができます。この最終審査では、実際にミッションマークのデザイン案(2~3案)を制作し、提出する必要があります。
スケジュールおよび参加方法
- - 1次審査(ポートフォリオ募集): 2023年5月1日(月)~ 5月24日(水)
- - 最終審査(ミッションマーク制作): 2023年6月上旬~7月上旬
参加希望の方は、エントリーフォームから必要事項を入力し、指定された提出物を事務局に送信する必要があります。詳細なエントリー方法については、以下のリンクをご覧ください:
エントリーはこちら。
事務局と主催
このコンペは、JAXA MMXプロジェクトが主催しており、事務局はAQUENT LLCが担当しています。事務局の所在地は東京都港区南青山で、必要に応じて問い合わせも可能です。
この機会に、火星探査に関わる貴重なデザインを考えることで、宇宙への興味を広げてみてはいかがでしょうか。あなたのセンスが、次代の宇宙探査に繋がるかもしれません!