技術士を目指す女性たちのための「技術サロン」
「女子学生と女性社会人のための懇話会」、通称「技術サロン」が3月15日(土)に開催されます。このイベントは、技術者や技術士を目指す全ての女性に向けた貴重な交流の場です。日頃抱える悩みや意見を気軽に交換し、専門家からの情報を得られる絶好のチャンスです。
開催概要
この「技術サロン」は、13時から対面で行われ、一人ひとりに向き合う少人数グループでの形式になります。スタッフはすべて技術士またはその補助資格を持つ者で、多様な業種から集まっています。参加者同士のコミュニケーションを通じ、相互の学びや発見の場となることを目指しています。
前回の第64回はオンライン開催でしたが、参加者は支援を得ながら自らの道を模索しました。これまでに、若い世代からの参加もあり、技術士になるための憧れや制度への理解を深める絶好の機会となっていました。
体験談から学ぶ
昨年の技術サロンに参加したスタッフYさんは、自身の技術士取得のきっかけがこのサロンだったと語ります。「参加したことで、私のキャリアが大きく変わりました。今では他部門の技術士との交流を深める中で、社会に貢献する活動に力を入れています。」
また、別のスタッフNさんも、自身の経験を通じて「技術士になる前にこのような機会があれば、心強かっただろうと思う」と話し、参加者へのアドバイスを送ります。「技術士会に参加し、多様な視点に触れることで、悩みを軽減できます。このサロンは、仲間を見つける良い機会です。」
開催の意義
技術サロンは2008年11月に初めて実施され、今回で65回目を迎えます。近年はオンライン開催も積極的に行われ、全国各地から気軽に参加できる環境が整っています。技術士会の男女共同参画推進委員会が主催し、全員ボランティアで運営されています。
この委員会は、女性技術士の増加や技術士資格の普及を目指しており、DEI(多様性、公平性、包括性)を推進する活動を行っています。このような取り組みを通じて、科学技術の発展に向けた一歩を支援しています。
参加資格と申込方法
参加資格は女子学生や女性技術者であり、参加費はかかりません。キャリアに不安がある方や新たな出会いを望む方々の参加をお待ちしています。詳細や申込は公式サイトから確認できます。是非、未来を切り拓く一歩を踏み出しましょう。彼女たちの成長と活動が、社会のさらなる発展に寄与することを期待しています。
最後に、技術士は国家資格であり、高度な専門知識と実務経験を持っていることが求められます。21の技術部門をカバーし、産業経済から社会生活に至るまで幅広い分野で活動しています。今後、このサロンがさらなる技術士を輩出する一助となることを願っています。