大東建託が木材利用推進コンクールで農林水産大臣賞を受賞
2023年10月15日、大東建託株式会社が木材利用の促進に関しての優れた取り組みを評価され、木材利用推進中央協議会が主催する「木材利用推進コンクール・国産材利用推進部門」で最も名誉ある賞である農林水産大臣賞を受賞しました。この賞は、国産材の持続可能な利用拡大に向けた研究や新商品の開発が高く評価されたものです。
受賞の背景
大東建託は、2×4工法において国産材を積極的に利用している企業の一つです。2009年から国産スギの利用を始め、現在では全国各地で運用を拡大しています。2023年度には、約27,217㎥の国産材を使用し、地域の素材を活かした住宅が提供されています。
奮闘の詳細
受賞の主な取り組みは以下の3つです。
1.
国産材の持続的な利用:主力商品の多くに国産スギを使用しています。壁部のたて枠材として国産材を選ぶことで、地域経済にも貢献しています。
2.
研究によるさらなる拡大:国産材の多様な利用を図り、新たな樹種の強度試験等を実施。ひのきやあかまつを用いた新技術の開発にも力を入れています。
3.
CLT建築の独自技術:直交積層した木質厚型パネルであるCLTを使用し、環境負荷を減らしながら新たな賃貸住宅を展開。これにより、持続可能な建築資材として注目されています。
表彰式の案内
表彰式は2023年10月25日に東京都江東区の木材会館で行われる予定です。この機会に、大東建託の取り組みを広く知ってもらい、国産材の利用促進に向けた啓発活動も進んでいくことでしょう。
大東建託の今後の方針
大東建託は、今後も木材を主要な構造材として利用し続け、持続可能な森林環境の循環促進に貢献していく考えです。また、CLTを活用した新築住宅の普及にも力を入れ、さらなる環境への配慮を追求します。これからも国内外で多くの人に愛される住宅を提供し続け、地域社会とも共生を図っていくでしょう。
大東建託の取り組みは、住宅業界における国産材利用の重要性を再認識させてくれるものです。今後の動きから目が離せません。