Canvaを活用した小学校の探究学習の新たな可能性
2025年10月14日、東京都区立小学校にて大変ユニークな授業が行われます。株式会社エクシードが運営する「TechHigher」に関連したこの授業は、特に注目を集めています。今回は、プログラミング教室SENの代表である松野香子先生をゲストに迎え、Canvaを利用した 探究学習の取り組みについて詳しく見ていきます。
授業の概要
この授業は、4年生の児童を対象にした「総合的な学習(探究)の時間」として設定されており、生徒たちは自分たちで調べた「災害について」の学びを発表するために資料を作成します。使用するツールは、グラフィックデザインアプリのCanvaです。児童たちは、自らの調査結果をスライドにまとめ、下級生に向けて魅力的に発表できるような資料作りを行います。
このような授業によって、子どもたちの「伝える力」や「自分らしく表現する楽しさ」が育まれ、デジタル技術を使った表現方法についても学べる良い機会となります。授業は各クラス40分程度として設定され、参加する児童たちにとっては新たな学びの場となることでしょう。
Canvaの基本スキルを体験的に習得
授業内では、Canvaについての理解を深めるためのミニワークショップも開催されます。具体的な内容としては、以下の点が挙げられています。
1.
Canvaで作成できるものの紹介:クラス用の掲示物や学級新聞など、Canvaで実際にどのような作品が作れるのかを学びます。
2.
Canvaの基本的な使い方:インターフェースやツールの操作方法について学び、子どもたちが自分で作品を作成できる基礎を築きます。
3.
発表用シート作成の実践:実際に自分の調査結果をスライドにまとめ、見やすくかっこよく仕上げる方法を体験します。
このように、授業を通じて児童はCanvaの使い方を楽しく学ぶことができ、同時に自発的に表現することの大切さを実感することが期待されています。
カリキュラムの背後にある思い
松野香子先生は、プログラミング教室SENの代表として、子供たちの創造力や主体性を育む教育を実践してきました。TechHigherのCanva教材開発にも関与しており、教育の現場において実際にどのようにCanvaを活用できるかについての経験を活かしています。この取り組みを通じて、子どもたちが自発的に学ぶ環境を整えることが重要だと考えています。
今後の勉強会について
授業終了後、10月28日にはオンライン勉強会『小学校でのCanva活用授業 実践共有セミナー』が開催されます。この勉強会では、実際の授業事例や授業準備の工夫、児童の反応などが共有され、参加する教育関係者や自治体の人々にとっての学びの機会となるでしょう。
勉強会はZoomを通じて行われ、参加は無料です。教育関係者や学習塾の方々にとって、有意義な情報交換の場が設けられます。興味がある方はぜひ参加してください。
まとめ
Canvaを活用したこの授業は、ただのツールの使い方ではなく、児童たちが自ら情報を整理し、発信する力を養うための大切な要素となります。教育の現場でのデジタルクリエイティブ教育が進化する中、TechHigherの取り組みが生徒たちの未来にどう影響を与えるのか、今後の動向に期待が寄せられています。