琵琶湖博物館がカイツブリの人工育雛に成功
滋賀県の琵琶湖博物館で、県の鳥であるカイツブリの人工育雛が初めて成功したことを報告します。これまで見られなかったこの試みは、多くの人々に新しい感動を与えることでしょう。展示されている3羽の幼鳥は生後2ヶ月で、他の個体との関わりが楽しめる特別な時期にあります。皆さんも、ぜひその生き生きとした姿を見に来てください。
カイツブリとは
カイツブリは、滋賀県内で特に保護が必要な希少種とされています。そのため、この人工育雛の成功は重要な一歩となります。成鳥は縄張り意識が強く、他の個体と一緒にいることが難しいため、今回は特別に幼鳥のうちから複数展示を行っています。
展示の背景
琵琶湖博物館では、開館以来カイツブリの生態を観察する機会が多く、その中で親鳥が子育てをする様子も見られてきました。しかし、これまで人工育雛の試みはなされていませんでした。今回、東京都の井の頭自然文化園より有精卵を譲っていただき、令和7年(2025年)の8月に無事に孵化したのです。
幼鳥の成長と展示
孵化から育雛が行われたのは初めての経験でしたが、成長が順調であったため、最近バックヤードから展示水槽へと移されました。成鳥とほぼ同じ大きさになり、より広い環境での発育が期待されています。カイツブリの幼鳥は、頸部に特徴的な縞模様があり、愛らしさが際立っています。
展示の詳細情報
展示は令和8年(2026年)の2月末頃まで行われる予定です。ただし、展示個体の健康状態や館内の状況によって、展示が一時中止されたり、変更が生じる場合もあります。展示場所は水族展示室4の水辺の鳥コーナーで、開館時間は9:30から17:00までです。入場する際は常設展示観覧料が必要となりますので、事前に公式ウェブサイトを確認してください。
- - 展示期間: 令和8年(2026年)2月末頃まで
- - 場所: 琵琶湖博物館・水族展示室4・水辺の鳥コーナー
- - 開館時間: 9:30~17:00(最終入館16:00)
- - 入場料: 常設展示観覧料が必要です
最後に、最新の休館日や他の情報も含め、詳しくは琵琶湖博物館の
公式ウェブサイトでご確認ください。滋賀県の自然の豊かさを感じることができるこの機会をお見逃しなく!