令和発祥の地で「令」の大書が展示される特別イベント
太宰府市で、特別な展示が行われることが決まりました。それは「今年の漢字®」の30回目を祝うイベントで、特に2019年に選ばれた漢字「令」の大書が披露されるものです。この特別展示は、11月22日から来年の3月28日までの約4ヶ月間、太宰府市内のいくつかの場所で行われます。
特別展示の背景
この特別展示が行われる理由は、元号「令和」が誕生した背景にあります。令和という元号は、日本最古の歌集である『万葉集』の中に収録されている「梅花の歌」の序文に由来し、この序文が書かれたのは約1300年前。実際、太宰府で開催された「梅花の宴」がその典拠となっています。そのため、今年の漢字として「令」が選ばれたことは、太宰府市にとって特に重要な意義を持っています。
漢字の魅力と意味
「令」という漢字は、単なる一字の代表ではなく、法令や命令といった意味を含み、また敬称を表したり、良い、立派なという意味もあります。このように多義的な漢字の意味を再確認することで、私たちの生活や文化に深く根ざした言葉の奥深さを感じることができます。展示会の目的は、訪れる人々が漢字の素晴らしさを再発見し、普段の生活でも意識するきっかけとなることです。
彫刻の詳細
展示される「令」の大書は、実物大のレプリカで、サイズは縦160㎝、横140㎝です。会場では、その迫力ある姿を間近で感じることができます。先日、展示の開始を記念して行われたお披露目会には、太宰府市の市長である楠田大蔵氏や漢検協会の常任理事髙瀨康雄氏が参加し、多くのメディアや市民が訪れました。彼らのコメントからは、漢字が持つ奥深さや地域文化とのつながりが強調されました。
展示期間とスケジュール
特別展示は以下のスケジュールで行われます:
- - 大宰府展示館:11月22日(金)から2月16日(日)まで
- - 太宰府市民図書館:2月18日(火)から3月9日(日)まで
- - 太宰府市役所:3月11日(火)から3月28日(金)まで
市民をはじめ多くの方々に足を運んでもらい、日本の文化や歴史を再認識する機会となることでしょう。
まとめ
「今年の漢字」特別展示は、太宰府市にとって歴史的な意味を持つイベントです。この機会に、漢字の魅力やその背後にある文化について改めて考えてみてはいかがでしょうか。訪れるすべての人々にとって、漢字が持つ深い意味を理解し、新たな視点を得る機会となること間違いなしです。さあ、太宰府市で「令むわ」を感じる旅に出かけてみましょう!