若者の魅力再発見！鳴門市の新たな挑戦、０→１ SCHOOL 開催

鳴門市で魅力再発見の新たな取り組み

徳島県鳴門市では、最近の若者の流出による人口減少が問題視されています。昨年度、市内の高校生に実施したアンケートによると、約半数が「地元での生活を市外の友人に勧めたくない」と回答する結果となりました。このことは、地域の魅力が十分に伝わっていないことを示唆しています。そこで、鳴門市は新たな取り組みとして、「０→１ SCHOOL」を開催することを決定しました。

地域の魅力を再発見するチャンス

「０→１ SCHOOL」は、中高生が鳴門市の魅力を感じ取り、郷土愛を深めるためのプログラムです。この取り組みの目的は、若者の市外転出を抑制し、Uターンを促進することにあります。具体的には、市内在住または在学の中高生を対象に、映画やCMの制作を手がける専門家によるワークショップを開催します。このワークショップでは、脚本制作から撮影、そして動画編集までの一連の技術を学び、最終的には鳴門市をテーマにしたショートムービーを制作します。

ワークショップの内容と特別イベント

ワークショップは、2023年8月5日と20日から22日の午前10時から午後5時まで、鳴門渦潮高校の4階にある渦潮ホールで行われます。参加人数は30人で、申し込みは7月1日から31日まで専用フォームを通して受け付けます。

このワークショップの様子は、ドキュメンタリー動画として記録されます。さらに、参加者が制作したショートムービーとともに、期間限定の映画館で上映される特別イベントも今秋に開催予定です。中高生たちには、このイベントの運営にも関わってもらいます。これにより、彼らは学校では体験できない貴重な経験を積むことができ、その過程で郷土に対する愛情を育むことが期待されています。

若者のチャレンジを支える地域ブランディング

鳴門市は、この「はじまりのまち」としての理念を持ち、若者のチャレンジを応援する地域ブランドとしての地位を確立しようとしています。地域の魅力を発見し、自らのアイデアを形にする機会を提供し、鳴門市の未来を共に創っていく活動が進められています。若者が主体となって、地域の魅力を新たに引き出すこの取り組みは、地域振興にもつながることでしょう。