近年、日本では医療技術の進展に伴い、病気や障害を抱える子どもたちが増加しています。このため、彼らやその家族が安心して外出できる社会を実現することが重要です。
背景と課題
日本は赤ちゃんが安全に生まれる国とされていますが、医療的ケアを必要とする子どもが多くなっています。多くの子どもは感染症リスクを避けるために、外で遊ぶことが難しく、また、医療機器を使わなければならないため、通常の学校生活を送ることができません。これによって、家族は24時間体制でのケアを強いられ、ストレスや疲労がたまる一方です。結果として、家族がいっしょに外出することができないまま数年が経過することもあります。
東京おでかけプロジェクトの目的
このような状況を打開するために、東京おでかけプロジェクトが始まりました。プロジェクトの理念は、「おでかけしたい場所へ、家族で自由に行こう」というものです。私たちは「行きたい場所」にアクセスできることで、家族が日常生活から解放され、新たな体験ができる機会を提供しています。
具体的な取り組み
これまでにも、東京の神保町にある子どもの本専門店「ブックハウスカフェ」や、京都の世界遺産「仁和寺」との連携により、家族向けの特別なイベントを実施してきました。その内容は、ただのお出かけではなく、家族全員が楽しめる、心温まる体験となるよう工夫されています。また、子どもたちの看護に追われる親向けには、「ママが”わたし”に戻る週末」と題したイベントを開催し、プロのメイクアップアーティストやカメラマンとともに、親たちが自分自身を大切にできる時間を提供しました。
これらのイベントは大好評で、多くの参加者が「自分が思っていた以上に楽しむことができた」との声をいただいています。多くの参加者が、「これまでは家族で出かけることができなかったが、今後は行きたい場所に足を運んでみたい」と意欲を示しています。
今後の展望
私たちのプロジェクトは東京だけに留まるものではありません。全国規模にこの活動を広げ、より多くの家族に笑顔や希望を届けたいと考えています。そのためには、協力を得られる企業や団体、個人からのサポートが不可欠です。
お力添えがあれば、私たちの活動を一緒に進めていきたいと考えています。イベント会場の提供や、サンプル商品の提供、共に企画・運営することが可能な方々、ぜひご一緒に新たな挑戦を始めませんか?
団体情報
団体名:東京おでかけプロジェクト
事業内容:病気や障害のある子どもやその家族が「おでかけしたい」と思う場所を貸し切るイベントの企画・運営
URL:
東京おでかけプロジェクト