JTB、MC&Aの買収で新たな展開へ
最近、株式会社JTBは、その米国法人JTB Americasグループ傘下のMC&AがImprint Events Groupの持分を譲り受けるとの発表を行いました。この統合は、近年のコロナ禍からの回復を受け、急成長する北米のMeetings & Events(M&E)市場における戦略的な動きを示しています。JTBグループは、長期的なビジョンである「OPEN FRONTIER 2035」の実現に向けて、グローバルなM&E事業の拡大を目指し、MC&AとImprintの専門知識を結集する意欲を示しています。
この統合の狙いは、お客様が経験するイベント体験をより豊かで創造的なものへと転換することにあります。具体的には、ビジネスイベントから特別な記念日まで、あらゆるシーンで新たな感動と価値を提供することを目指しています。特に、北米市場におけるM&E事業の強化を通じて、JTBのデータに基づく長期ビジョンの実現に寄与することが期待されています。
背景と目的
JTBグループは、Meetings & Eventsを戦略的なブランドカテゴリーとして位置づけ、グローバル展開を推進するための重要な一歩として、この統合を進めています。MC&Aが持つデスティネーションマネジメント会社(DMC)としての専門知識と、Imprintのクリエイティブなイベント企画力が融合することで、より戦略的で効果的なM&E運営が可能となります。この新たな体制は、コロナ禍を経て強い回復を遂げている北米のM&E市場において、企業の多様なイベントニーズに応えるものです。
提供する価値
この戦略的統合には、顧客にとっての3つの重要な価値が創出されます。まずは、
ワンストップサービスによる効率化と品質の向上です。イベントの企画から、デスティネーションの手配、その後の実行までを一貫して提供することで、顧客が他の事業者との調整にかかる時間を大幅に削減できます。これにより、イベントの質も向上し、顧客は本質的なコンテンツの企画により集中できるようになります。
次に、
柔軟なネットワークと実行体制の強化です。MC&Aが培ったノウハウとImprintの技術が融合することで、開催地にかかわらず、最適なイベント体験を提供します。この強力なネットワークによって、迅速な対応と安定した品質が実現され、広範囲でのイベントも安心してお任せいただけます。
最後に、
クリエイティブとオペレーションの一体化による体験価値の最大化です。Imprintのクリエイティブ力とMC&Aのオペレーション力を組み合わせることで、革新性と確実性を兼ね備えたイベント運営が可能になります。これにより、顧客が伝えたいブランドメッセージを深く体現し、参加者に記憶に残る体験を提供することができます。
各社代表者のコメント
今回の買収は、それぞれの組織の長期的なビジョンに基づくものであり、双方が力を合わせることで、質の高いサービスを安定して提供できるとMC&AのCEOであるEduardo Kinaは述べています。また、ImprintのCOOであるNicole Marshも、この新しい章によってビジネスの可能性が広がることを期待しています。双方のリーダーは、これまでの文化を尊重しつつ成長を続け、高品質な体験を提供することを誓っています。
MC&AとImprintの背景
MC&Aは1983年にハワイで設立され、北米でのDMCとしての地位を築きました。一方、Imprint Events Groupは1969年に設立され、デンバーに本社を置き、クリエイティブなイベント企画で高い評価を受けています。どちらも業界内での確かな実績を持ち、今回の統合を通じて新たな価値を生み出すことが期待されています。