小林製薬の挑戦
2025-10-30 13:53:53

小林製薬、オートファジー研究支援で世界の舞台へ進出

小林製薬、世界的コンペ「XPRIZE Healthspan」準決勝進出



小林製薬株式会社が、株式会社AutoPhagyGO(APGO)との共同研究を通じて、世界的な競争である「XPRIZE Healthspan」へ進出した。意義深いこのコンペティションは、老化に立ち向かう新しいアプローチを模索するもので、今回小林製薬が関与する「Team 10years Rewind with AUTOPHAGY」のパートナーシップが大きな役割を果たした。

「XPRIZE Healthspan」とは?


「XPRIZE Healthspan」は、細胞内の物質を分解してリサイクルする「オートファジー」を利用した革新的なアプローチを奨励するコンペティションで、58カ国以上からの600チームが参加した。小林製薬が関与するチームは、準決勝の中でトップ40に選出され、期待がかかる。また、2026年までに臨床試験による検証を行う計画であり、さらに決勝進出を目指している。

臨床試験「睡眠介入プログラム」の意義


小林製薬は、自社製品を提供することで、この臨床試験の介入項目の一つである「睡眠介入プログラム」に貢献し、オートファジー研究の進展を期待している。睡眠の質が人間の健康に与える影響を探ることは、老化のメカニズムへの理解を深めるためにも重要なステップである。

オートファジーの科学と小林製薬の貢献


オートファジーは、細胞が自らを維持するために不要な成分を分解し再利用するメカニズムで、健康な生活を支える生体の仕組みだ。小林製薬は2021年にAPGOに対して5000万円の出資を行い、研究支援を強化している。これにより、フランス海岸松樹皮エキスやサラシアエキスのオートファジー活性作用に関する研究成果を発表し、オートファジーの有用性を広めている。

提供製品について


小林製薬の提供する製品には、「ナイトミン鼻呼吸テープ 肌にやさしいタイプ 無香料」や「お部屋の消臭元 心がなごむ炭の香り」などがあります。これらは睡眠の質を向上させ、健康的な生活を促進するための製品として期待される。

APGOとは何か


APGOは、大阪大学発のスタートアップで、オートファジーを用いた創薬や健康関連商品に取り組む。大阪大学の吉森教授らの研究成果を元に設立され、健康長寿に寄与することを目指している。一般社団法人日本オートファジーコンソーシアムとの連携もあり、オートファジー分野の研究と産業活用を推進している。

このように、小林製薬はAPGOとの協力を通じて、オートファジーに基づく健康へのアプローチを進化させており、世界中の研究者と共に老化防止に向けた意義ある挑戦を続けている。


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会社情報

会社名
小林製薬株式会社
住所
大阪府大阪市中央区道修町4丁目4番10号 KDX 小林道修町ビル
電話番号
06-6231-1144

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