全国フードバンク推進協議会が内閣府特命担当大臣賞を受賞
一般社団法人全国フードバンク推進協議会(東京都豊島区、代表理事:米山廣明)が「令和6年度食品ロス削減推進表彰」において、内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全)賞を受賞しました。この表彰は、食品ロス削減や食品寄附の促進に貢献した取り組みを評価するものであり、全国のフードバンクと連携した活動が認められました。
食品ロス削減推進表彰の意義
食品ロス削減推進表彰は、環境庁および消費者庁が主催するもので、食品ロス削減や食品寄附の促進に有効な取り組みを行った個人や団体を表彰することを目的としています。この表彰を通じて、食品ロスの削減に関する国民の関心を高め、広く参加を促すことを目指しています。
全国フードバンク推進協議会の取り組み
全国フードバンク推進協議会には、現在63のフードバンク団体が加盟しており、各地域で直面する課題の解決に向けて様々な活動を行っています。具体的には、政府への政策提言、調査研究、広報活動、講習会などを通じて、フードバンク団体へのサポートを行っています。
また、食品ロス削減を推進する企業からの食品寄附をフードバンク団体に仲介する役割も果たしています。2023年度には、194社からの食品寄附を、1,593のフードバンク団体に対し790トン提供するなど、積極的に活動しています。これにより、多くの困窮世帯に食料支援を届けることができました。
さらに「フードバンクこども応援全国プロジェクト」では、給食がない夏休みや冬休みに、行政や社会福祉協議会、さらに教育機関と連携して、困窮家庭の子どもたちに食料支援を集中して行っています。
フードバンクの役割
フードバンクとは、安全に食べられるのに流通に出ることができない食品を、企業から寄付として受け取り、それを必要とする人々や団体に無償で提供する活動です。国内には278のフードバンク団体があり、各地域で食料支援活動を実施しています。これにより、食品ロスを削減し、食べ物の有効活用を促進しています。
団体の概要
一般社団法人全国フードバンク推進協議会は、2015年に設立され、「明日の食事に困る人のいない社会をつくる」というミッションのもと、政策提言活動やノウハウ支援、食品寄贈の仲介を行っています。これからも、フードバンク活動を通じて、社会に貢献していくことを目指しています。
本協議会の詳細は、
公式ウェブサイトをご覧ください。