「ホスト問題」対策協議会設置
2023-07-05 19:17:15

深刻化する「ホスト問題」への対策!日本駆け込み寺が青少年を守る父母の連絡協議会を設置

深刻化する「ホスト問題」と、日本駆け込み寺の新たな取り組み



近年、増加の一途を辿る青少年、特に女子高生をターゲットとした悪質なホスト被害。その巧妙な手口と、被害者の抱える経済的・精神的負担は深刻さを増し、社会問題となっています。

この問題に対し、全国から相談が寄せられる公益社団法人日本駆け込み寺は、新たな対策として「青少年を守る父母の連絡協議会(略称:青母連)」を2023年7月20日に設置しました。

青母連は、ホスト問題に特化した専門の相談窓口です。代表を務めるのは、日本駆け込み寺で長年相談業務に携わってきた玄秀盛氏。弁護士の加藤隆太郎氏(第一東京弁護士会)を法律顧問に迎え、法的側面からのサポート体制も万全です。

ホスト問題の実態:借金、売春、そして家族崩壊



相談内容は、高額な売掛金への追及、消費者金融からの借金、さらには売春への勧誘など多岐に渡り、被害者の年齢も低年齢化傾向にあります。

多くの少女たちは、ホストとの関係の中で多額の借金を背負い込み、返済のためにアルバイトや消費者金融からの借入れを繰り返すという悪循環に陥っています。中には、最終的に性産業に身を投じるケースも少なくありません。

被害は、経済的な問題にとどまりません。精神的苦痛、家族関係の崩壊、そして将来への不安など、多大な影響が被害者とその家族に及んでいます。

青母連の役割:相談、解決への道筋、そして情報発信



青母連は、こうした深刻な問題を抱える青少年とその家族にとって、まさに最後のよりどころとなる存在です。

相談窓口では、経験豊富な相談員が親身になって話を聞き、問題解決に向けたサポートを行います。法律的なアドバイスが必要なケースには、法律顧問の弁護士が対応します。

また、青母連は、ホスト問題に関する正しい情報を発信することで、被害の拡大防止にも貢献します。一般の方々への啓発活動や、関係機関との連携強化などを通じて、社会全体でこの問題に取り組む体制づくりを目指しています。

相談窓口と今後の取り組み



青母連への相談は、電話、メール、LINEで受け付けています。相談の流れは、まず電話で相談日時を予約し、その後電話相談、必要に応じて面談相談へと進みます。

夏休み期間中は、特に多くの若者が歌舞伎町を訪れることが予想されるため、青母連は警戒を強めています。相談件数の増加に備え、体制強化を進め、一人でも多くの被害者を救済できるよう尽力していく所存です。

日本駆け込み寺は、今後も関係各機関と連携し、ホスト問題の解決に向けて、活動を続けていきます。

連絡先:

青母連専用ダイヤル:03-5291-5335
メール:[email protected]
日本駆け込み寺:03-5291-5720
住所:〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町2丁目42-3 林ビル1F

会社情報

会社名
公益社団法人日本駆け込み寺
住所
東京都新宿区歌舞伎町2丁目42−3林ビル1階
電話番号
03-5291-5720

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