新卒初任給42万円の理由
2024-11-22 15:22:43

株式会社フォーカス、新卒初任給42万円に設定した理由と背景

株式会社フォーカス、新卒初任給42万円の背景



2026年4月に新卒採用活動を開始した株式会社フォーカス。本社が山梨県甲斐市に位置し、オリジナルグッズ製作サイト「CLAT-JAPAN」を運営しています。特に注目すべきは、2026年度の新卒初任給が42万円に設定されている点です。これは、2025年度の40万円からの増額であり、一般財団法人 労務行政研究所が発表する調査結果によると、東証プライム上場企業の2024年度の大卒初任給は約23万9,078円です。この水準を大きく上回る42万円の理由を深掘りしてみましょう。

株式会社フォーカスは、オリジナルプリントウェアのEC販売がメイン事業です。特に、学校関係者の依頼が多く、学園祭や運動会のシーズンに注文件数が集中します。そのため、事業は繁閑の差が顕著であり、利益の平準化が常に課題でした。2014年にカタログ販売からEC販売には切り替え、その後は売上の安定を図ることに成功しました。

さらに、2025年5月からはオーストラリア市場への進出を計画しており、これは若手スタッフを中心に進められています。彼らは社歴や経験に依存することなく、自身のアイデアや交渉力を駆使して新たな挑戦をしています。このプロジェクトを成功させるためには、現地調査と関係構築が欠かせません。そこで重要になるのが、世界水準の給与の設定です。これにより、優秀な人材を確保し、場合によっては外国人の採用も視野に入れています。

初任給が42万円に設定されたのは、こうした背景から来たものです。就職先としての魅力を増し、グローバルに事業展開を進めるための施策として機能しています。新卒社員には、自らのアイデアを実現し、国際的なビジネスにakiをもたらす機会が提供されています。これは新入社員にとって、挑戦心をもって働ける素晴らしいステージです。

株式会社フォーカスの歴史と成長



株式会社フォーカスは2009年、常松憲太氏によって設立されました。当初はBtoB向けのグッズ販売を中心に展開しており、その後プリントTシャツに特化するようになりました。彼が受け取った高校生たちからの感謝のメッセージが、自社事業の価値を再認識させ、社会に対するより大きな貢献を考えるきっかけとなったのです。

2012年には社会の利得を優先する事業へと転換する決断をし、その後はEC販売を開始してからは安定した利益を得られるようになりました。2020年にはCOVID-19の影響で売上が激減し、多くの社員が退職するという厳しい状況にありましたが、融資を活用し自社工場の設備投資を行い、社員の年収を平均100万円引き上げることに成功しました。これにより2021年の売上高は目標の1.5倍を達成し、会社の再建に成功しています。

現在、株式会社フォーカスはEC海外販売へとシフトし、株式上場を目指しています。これからもさらなる成長を遂げるため、日々の事業改善に取り組みながら、社員一丸となって未来を開拓していくことでしょう。

会社概要


  • - 企業名:株式会社フォーカス
  • - 本社所在地:山梨県甲斐市篠原984-1
  • - 電話:055-278-2311
  • - 代表取締役:常松憲太
  • - 設立:2009年5月14日
  • - 資本金:8,500万円
  • - 従業員数:133名(2024年9月1日時点)
  • - 事業内容:オリジナルプリントウェアの販売
  • - グループ会社:株式会社フォーカスクリエイティブ
  • - 静岡県浜松市浜名区新原4214-2
  • - ホームページ:株式会社フォーカス



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会社情報

会社名
株式会社フォーカス
住所
山梨県甲斐市篠原984-1
電話番号
055-278-2311

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