ソフトバンクロボティクスとアークの戦略的パートナーシップ
2023年10月、ソフトバンクロボティクス株式会社と三井化学の100%子会社である株式会社アークは、ロボット開発における戦略的パートナーシップを締結しました。この提携により、開発から量産、運用に至るまでのプロセスを一貫してサポートできる体制が整います。
ソフトバンクロボティクスの実績
ソフトバンクロボティクスは、2014年に人型ロボット「Pepper」を発表し、その後も清掃ロボットや配膳ロボットなど多様な製品を展開してきました。特に、業務用屋内サービスロボットの世界売上ではNo.1の地位を確立し、ロボットインテグレーターとしての先駆的役割を担っています。国内外のロボット開発者やメーカーに対し、知見とデータを基にしたソリューションを提供し、業界全体の活性化に寄与することを目指しています。
アークの役割
一方、アークは商品開発支援を手掛ける企業で、企画からデザイン、設計、試作まで幅広くサポートしています。現在、三井化学グループに属することで、素材や加工分野の知見を活かした新たなプロダクトやサービスの開発にも力を入れています。アークは、顧客が描く未来のプロダクトへとアイデアを具現化するための信頼できるパートナーであり続けたいとしています。
効率的なロボット開発体制の実現
新たに結ばれたパートナーシップでは、ソフトバンクロボティクスが提供する「Robot Support Service(RSS)」とアークの持つ高品質な設計・試作能力を融合させ、より効率的かつ迅速なロボット開発を実現します。試作や小ロット開発から始まり、量産や運用までをスムーズに進めることで、ロボット開発者やメーカーの多様なニーズに応えられる体制が構築されます。
今後の展望
両社はこの提携を通じて、国内外のロボット市場における競争力を強化し、業界に新たな風を吹き込むことを目指します。ロボット技術が進化する中で、それに伴うニーズに的確に応えることで、より多くの製品やサービスが生み出されることが期待されています。以下に、各企業の公式サイトも参照していただければと思います。
この連携によって、ロボット開発の新たな前線が開かれ、技術革新の進展が加速することが期待されています。