オリンパス、開発期間短縮
2012-12-21 17:25:31
オリンパス、開発期間短縮へダッソー・システムズの3D設計プラットフォーム導入
オリンパス、開発期間短縮に向けダッソー・システムズの3D設計プラットフォーム導入
医療機器開発を手掛けるオリンパス・テクノロジーズ・シンガポールは、製品開発期間の短縮と効率化を目指し、ダッソー・システムズの3Dエクスペリエンス・プラットフォームを導入しました。このプラットフォームは、設計から製造、そして規制対応まで、製品開発の全工程を統合的に管理できる点が大きな特徴です。
オリンパスは、同社の医療機器開発において、これまでデータ管理や規制対応に多くの時間を費やしていました。しかし、ダッソー・システムズのプラットフォーム導入により、これらのプロセスが大幅に簡素化されました。プラットフォーム上では、製品に関するあらゆる情報が集中管理されるため、関係者間の情報共有がスムーズになり、リアルタイムでの共同作業が可能となります。
特に、医療機器開発においては、複雑な法規制への対応が不可欠です。ダッソー・システムズのプラットフォームは、規制情報をシステム内に統合し、開発プロセス全体を通じてコンプライアンスを確保できるよう設計されています。これにより、オリンパスは規制対応にかかる時間とコストを大幅に削減できるようになりました。
さらに、このプラットフォームは、製品ライフサイクル全体にわたるトレーサビリティ(追跡可能性)を確保することに貢献します。つまり、製品の設計、製造、運用に関する全ての情報を記録・追跡できるため、万一の問題発生時にも迅速かつ的確な対応が可能になります。
オリンパス・テクノロジーズ・シンガポールのマネージング・ディレクターであるLim HN氏は、今回の導入について次のようにコメントしています。「ダッソー・システムズのソリューションによって、製品ライフサイクル情報を統合的に管理できるようになりました。これにより、リアルタイムの情報共有とコラボレーションが促進され、研究開発から製造までのあらゆる業務において、効率性の向上が実現しました。」
ダッソー・システムズのインダストリーおよびマーケティング担当エグゼクティブ・バイス・プレジデントであるモニカ・メンギニ氏は、「今日の医療機器メーカーは、グローバル化と規制強化という厳しい環境に直面しています。当社のプラットフォームは、複雑な課題を解決し、高品質で安全な製品を効率的に開発するための理想的なソリューションです」と述べています。
オリンパスは、ダッソー・システムズの3Dエクスペリエンス・プラットフォームを導入することで、開発期間の短縮、コスト削減、品質向上を実現し、市場競争力強化に大きく貢献する見込みです。この取り組みは、医療機器業界におけるデジタル化の進展を示す好例といえるでしょう。
ダッソー・システムズについて
ダッソー・システムズは、3Dエクスペリエンス企業として、企業や個人がバーチャルユニバースを活用し、持続可能なイノベーションを促進するためのソリューションを提供しています。同社のソリューションは、製品設計、生産、保守といった様々な分野で活用され、世界中の企業のデジタル化を支援しています。
まとめ
オリンパス・テクノロジーズ・シンガポールによるダッソー・システムズ3Dエクスペリエンス・プラットフォームの導入は、医療機器開発におけるデジタル化の進展を象徴する事例と言えます。製品開発期間の短縮、規制対応の効率化、そして高品質な製品開発への貢献が期待されます。
会社情報
- 会社名
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ダッソー・システムズ株式会社
- 住所
- 東京都品川区大崎2丁目1番1ThinkParkTower
- 電話番号
-
03-4321-3500