うららんの挑戦
2020-01-10 15:00:49

地域の魅力を発信する新たなメディア「うららんのほほんTV」の挑戦

千葉県勝浦市に、地域に根ざした新しいメディア「うららんのほほんTV」が誕生します。映像プロデューサーの松村憲三氏が手掛けるこのテレビ局は、2023年2月20日の公式サイトオープンを目指し、クラウドファンディングで資金調達を行っています。

メディアの2極化


現代の視聴者は、世界中の面白いコンテンツにアクセスできる一方で、自身の地域に関する情報もまた求めています。特に高速インターネットの普及により、動画の需要は急増していますが、地域に特化した情報の必要性も高まっているのです。

松村氏は、このような地域ニーズに応えることで、外房地域における情報発信力を高めていくことが可能だと考えています。彼は、テレビドラマ「勇者ヨシヒコシリーズ」や映画「大洗にも星は降るなり」の制作などを手掛けてきた実績をもとに、地域密着型の情報を作り出し、全国の視聴者にアピールしたいと意気込んでいます。

勝浦を選んだ理由


松村氏が開局地に勝浦を選んだ理由は、以下の3点です。
1. 地域のポテンシャル:勝浦は美しい海と豊富な海の幸、山の幸があり、温泉もある魅力的な地域です。しかし、まだその魅力が知られていないと感じています。
2. 地域活性のシンボル:勝浦の「熱血!!勝浦タンタンメン船団」がB1グランプリでグランプリを受賞したことは、地域の活気を示す象徴的な出来事です。
3. 災害に強い地域:勝浦は地盤が堅く、地震や水害に対して強い特性を持っています。この地域の安全性を発信し、都市としての価値を見出すことも重要です。

課題と展望


松村氏は、地域密着型テレビ局を運営する中で、信用を築くことや採算性の面での課題を抱えていることを認識しています。特に、勝浦出身でない彼にとって、地域の人々との信頼関係を構築することが大きなチャレンジです。しかし、彼は「地域のニーズに応えつつ、収益面でも成果を上げる方法を見つけていく必要がある」と強調します。

また、地域の創作者たちが参加できるプラットフォームとしての役割も重要です。YouTubeを主たるプラットフォームとして使用する一方で、情報の整理やこのエリア特有のコンテンツを紹介するための公式ウェブサイトも併設し、幅広いニーズに応えていく方針です。これにより、地域のクリエイターが自らの作品を発信できる場としても機能させたいと考えています。

地元文化の継承と新しい挑戦


伝統文化の継承や自然の景観保全も「うららんのほほんTV」が果たすべき役割の一部です。勝浦朝市の存続危機が示すように、地域の文化や資源を守るために積極的な情報発信が求められています。

今後は、5Gの普及が進む中で、動画コンテンツのニーズがさらに高まると予測されています。この変化を受けて、地域メディアの在り方を再構築し、「うららんのほほんTV」が地域を照らす存在になれるよう努めていきます。

地域内外の情報をつなぐ「うららんのほほんTV」、皆さんもぜひ彼らの挑戦を応援してください。地域や全国からの情報提供も募集中です。たくさんの意見やアイデアを寄せてくれることを楽しみにしています。

会社情報

会社名
有限会社ワンダーハーツプラネット
住所
大楠1216−10
電話番号
0470-62-6087

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