LINE公式アカウントを進化させた東御市、持ち運べる役所へと変革

東御市がLINE公式アカウントをリニューアル

長野県東御市が「持ち運べる役所」としての新たなモデルを示すべく、LINE公式アカウントの大幅なリニューアルを実施しました。これは、株式会社アローリンクが協力したプロジェクトであり、新たな機能を搭載して市民の生活を一層便利にすることを目指しています。

公式アカウントの新機能

新しく機能が追加されたこのLINE公式アカウントは、市民に向けた多様なコンテンツを取りそろえています。具体的には、ごみの収集日や手続きに関する情報だけでなく、デマンド交通や公共施設の予約など、オンライン申請をスムーズにするツールとしても役立つ内容が充実しました。これにより、ユーザーが自分の生活に関わる情報を即座に受け取れるようになります。

観光者向けコンテンツの充実

特に注目すべきは、市外や観光客をターゲットにしたファンクラブ専用のコンテンツも整備された点です。これにより、東御市を訪れる観光客は、「Tominity（とうみにてぃ）」と呼ばれるファンクラブに登録することで、特別な特典を受けられるようになります。この施策は、地域の魅力を伝え、観光促進につながることが期待されています。

市民参加の促進

ユーザー自身が積極的に情報を取りに行く形を取るこのLINE公式アカウントの運用は、地域の情報を身近に感じさせるだけでなく、市民参加をより促進する可能性を秘めています。アカウントは、既に多くの評価を得ており、市民からは利便性が向上したとの声も聞かれます。

企業の概要と背景

本プロジェクトを推進するアローリンクは、兵庫県神戸市に本社を置き、官公庁や自治体向けのデジタル化サービスを提供している企業です。設立は2014年で、資本金は3,000万円。また、ISO/IEC 27001の情報セキュリティ認証を取得するなど、信頼性を纏った企業です。

アローリンクのCEOである蓬莱和真氏は、「この新しいLINE公式アカウントは、市民が役所の情報を手軽に取得できる一つの手段です。私たちは、地域密着型のサービスを通じて、住民の皆様の生活をより豊かにしていきたいと考えています」と語ります。