「NO IKKI!」キャンペーンの意義と活動の展開
ペルノ・リカール・ジャパン株式会社(PRJ)は、大学生をターゲットにした「NO IKKI!」キャンペーンを通じて、20歳未満の飲酒とイッキ飲みの撲滅を目指しています。本キャンペーンは、CSR(企業の社会的責任)の一環として2011年11月にスタートしました。その目的は、未成年の飲酒を防ぎ、将来の楽しい飲酒文化を育むことです。
キャンペーンの背景
日本では、法的に20歳以上でなければお酒を飲むことができません。しかし、大学生活が始まると、飲酒の機会が増え、特に若者の間では盛り上げの一環としてイッキ飲みが流行しています。このような風潮がもたらす危険性は無視できず、急性アルコール中毒による救急車搬送が2009年に東京と大阪で合わせて15,000件を超えるなど、深刻な問題へと発展しています。また、過去の統計では、イッキ飲みが原因で135人の命が失われたことが確認されています。
活動内容
「NO IKKI!」キャンペーンでは、早稲田大学を皮切りに多くの大学で様々な活動が展開されました。具体的な取り組みとしては、文化祭におけるNO IKKI!ブースの設置や、特製のTシャツを着用した学生たちの参加がありました。また、特定非営利法人アスクの監修によるリーフレットやコースターの配布も行われ、約40,000部が学生たちに届けられました。
さらに、授業内ではPRJのCSR活動に関する講義や、アルコールパッチテストが行われ、学生たちの意識改善を図りました。これらの活動を通じて、多くの学生が「NO IKKI!」の精神に賛同し、リーフレットの配布などで啓発活動に参加しています。大学近隣の居酒屋にもリーフレットを設置し、広くメッセージを伝える努力も行われました。
市民との対話と課題
キャンペーンの成功には多くの学生との対話が不可欠です。これによって、新しいアイディアが次々と生まれ、意識の向上が図られています。参加した学生たちからは、イッキ飲み抑制に向けた具体的な提案や懸念が寄せられ、啓蒙活動の重要性が再認識されているのです。
今後の展望
PRJは、今後もさらに多くの大学や外部団体と連携しながら、「NO IKKI!」キャンペーンを継続・拡大していく予定です。社会において、安全で健全な飲酒文化を育むため、引き続き学生たちの理解を深め、協力を得ることが求められています。これにより、将来的に若者が呑んで楽しめる世界が築かれることを願っています。
ペルノ・リカール・ジャパンについて
ペルノ・リカール・ジャパンは、スピリッツとワインを扱うペルノ・リカールグループの日本法人です。約160名の社員が東京を拠点に活動しており、全国に6つの営業所を展開しています。
公式情報
「NO IKKI!」の詳細については、公式Facebookページ(
NO IKKI!Facebook)で更新されています。また、ペルノ・リカール・ジャパンのウェブサイトもご覧ください。詳細は公式サイトで確認できます