エニトグループと警視庁が連携、マッチングアプリ利用者の安全を守る新たな取り組み

エニトグループと警視庁が連携した新たな取り組み

マッチングアプリの利用が増える中、エニトグループは警視庁との連携を強化し、利用者が安心してサービスを利用できる環境を整えています。特に注目されているのが「ぼったくり被害」に関する対策です。2023年10月29日、東京都や近隣の神奈川県、千葉県、埼玉県に在住の「with」「Omiai」ユーザーを対象に、二度目の啓発活動が実施されました。

ぼったくり被害の実態

「ぼったくり被害」とは、主にマッチングアプリやSNSを通じて知り合った相手からの誘いで、予め店舗名や場所が開示されないまま案内される飲食店で高額な料金を請求されるトラブルを指します。警視庁によると、近年、このような被害の発生数が増加傾向にあり、特に東京都ではその深刻さが際立っています。また、悪質な業者による誘導手法は年々巧妙化しているため、警察やエニトグループは強力な対策を講じなければなりません。

実施された啓発活動とその成果

6月から始まった初回の啓発活動以降、エニトグループは警察との連携を強化し、ユーザーに対して注意喚起を行うメッセージを発信しました。その結果、利用者からの違反報告が増え、自衛意識が高まったことが見受けられます。二回目の啓発活動では、警視庁が最新の情報を提供し、被害が多発する地域に関するデータが更新されました。

このような活動は、より多くのユーザーが自衛意識を持つきっかけとなり、利益を追求する悪質業者から利用者を守るための一助となっています。

エニトグループの取り組み

エニトグループは、マッチングアプリを安心して利用できる環境を整えるため、「トラスト＆セーフティー室」を設置しています。ここでは、悪質なユーザーの監視やトラブル防止策の強化が行われています。さらに、24時間365日体制でのサービス監視を進め、強制退会を行うことで、悪質なユーザーを排除しています。

また、デート前のSNSでの連絡先交換については、ダイレクトメッセージで警告を表示するシステムも導入しています。このシステムにより、トラブルの発生を未然に防ぐことが可能となります。

エニトグループの社長である野辺一也氏は、「マッチングアプリを安全に利用していただくために、警視庁との連携は非常に重要です」とコメントしており、今後もこの取り組みを継続していく意向を示しています。

利用者の声と今後の展望

今回の啓発活動に対する利用者の反応も上々でした。「こうした取り組みをしてくれると安心できる」「注意喚起があると、自分も気をつけようという気持ちになる」といった声が寄せられています。エニトグループはこれからも、利用者が安心して出会いを楽しむことができるよう、さまざまな対策を講じていく予定です。

マッチングアプリの利用は今後も続くことが予想され、その安全性や信頼性はますます重要になっていくでしょう。エニトグループは、この分野においてユーザーの安全を確保するためのリーダーシップを発揮し続けます。