ネスレヘルスサイエンスの発表
2025-03-28 14:28:10

ネスレヘルスサイエンスが第40回日本栄養治療学会で発表した研究事例

ネスレヘルスサイエンスが第40回日本栄養治療学会で発表した研究事例



2025年2月14日から15日に横浜市で開催された『第40回日本栄養治療学会』において、ネスレ日本のヘルスサイエンスカンパニーが3つの研究成果を発表しました。本記事では、各研究の目的や結果、社会的なインパクトについて詳しく解説します。

胃食道逆流症における経管栄養不耐症の影響



最初に発表された研究は、胃食道逆流症(GERD)を有する患者における経管栄養不耐症についてです。この研究では、不耐症が経管栄養療法の中止を引き起こす可能性が病院経営に与える影響を分析しました。経管栄養に関連する不耐症は、患者の健康を損なうだけでなく、病院の経済的な側面にも悪影響を及ぼすことが示されました。

この研究でわかったのは、GERD患者のうち、BMIが18未満のやせ型状況にある方々は特に不耐症による経管栄養中止のリスクが高いということです。経管栄養が中止された場合、薬剤費や診療報酬が急増することが確認されました。研究者たちは、このような事態を回避することで、病院経営に大きなコスト削減効果があると述べています。

ICUにおける高たんぱく消化態流動食の効果



次に紹介されたのは、ICUにおける高たんぱく消化態流動食の使用の影響についてです。研究結果によると、この流動食を用いることで、ICU入室日数が7日から9日と短縮され、結果的に医療費の削減につながる可能性が示唆されました。特に、重症の患者においては高たんぱく消化態流動食の使用が経済的にも有効であると考えられています。

皆さんが入院治療を受けた場合、長期間のICU入室が必要であれば、その分の治療費も甚大ですが、高たんぱく流動食を使用することで入院期間を短くすることが可能です。これにより、医療機関全体の管理費用を減少させることができるということが、具体的に数字で示されたのです。

食物繊維含有乳清ペプチド流動食



最後に、食物繊維を含む乳清ペプチド消化態流動食に関する研究です。この研究は、経腸栄養不耐症(EFI)の減少が、医療機関のコストおよび業務時間にどのように影響するかを検討しています。この流動食を用いることで、下痢や吐き気の発生が大きく抑制されることが確認されました。

データによると、食物繊維含有乳清ペプチド流動食が使用されることで、下痢によるコストは約56,000円、業務時間も約14時間削減されることが見込まれています。このような成果は、医療機関においても大きなインパクトを与えることとなります。

ネスレヘルスサイエンスの目指す未来



ネスレヘルスサイエンスは、科学的根拠に基づいた栄養ソリューションを通じて、顧客が抱える課題や社会的な問題を解決することを使命としています。今回の研究発表は、その活動の一環であり、今後もより良い栄養療法の発展に寄与することが期待されます。

本学会での発表を通じて、ネスレヘルスサイエンスの取り組みが広く認知され、さらなる研究や製品開発の進展につながることを切に願っています。新たな栄養研究が示す光明を胸に、私たち自身の健康管理に役立てていくことが必要です。


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会社情報

会社名
ネスレ日本株式会社
住所
兵庫県神戸市中央区御幸通7丁目1番15号 ネスレハウス
電話番号
0120-130-650

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