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東大セミナーが宝達志水町で開催した「深い学び講座」

石川県金沢市を本拠地とする学習塾「東大セミナー」を運営する株式会社日本エルデイアイが、宝達志水町の志雄小学校において、町内の小学5、6年生を対象に「深い学び講座」を行いました。このイベントは、地域の子どもたちに「自ら考えて解決する力」を育むことを目的としており、熱心に取り組む子どもたちの姿が印象的でした。

問題を通じて自らの思考を深める

当日出題された課題は、例えば「T」の字に線を3本加えることで三角形を5個作るというもの。子どもたちは、自分なりに工夫を凝らしながら問題に取り組んでいました。中には、ボールペンで「T」の字を試し書きすることで、後から線を引き直すことをスムーズにする子どももいました。また、複数の「T」の字を作って試行錯誤する様子も見られました。このように、正解を求めるだけではなく、思考や工夫を大切にする姿勢が、学びの本質であることを感じさせます。

また、もう一つの問題として「部首が「さんずい」の漢字を、30秒以内に思いつくだけ紙に書く」という挑戦もありました。結果は、平均して3〜4個の漢字を思いつく子が多い中、一部の子どもたちは10個以上の漢字を書くことができました。子どもたちがこの問に取り組む過程で、知識を関連付けることで、より深い理解を得ていたことが印象的です。

チームワークでの学び

さらに、グループ活動として「好きなキーワード」を選び、それを関連付ける課題にも挑戦しました。チーム内でキーワードを出し合い、アイデアを広げていくことで、コミュニケーション能力や創造性も養われていたと言えます。このように、東大セミナーの講座では個々の能力を最大限に引き出す工夫が施されています。

地域の支援と教育への思い

今回の「深い学び講座」は、村昭繊維工業株式会社の市村昭代史社長の支援によって実現しました。彼は「子どもたちにより一層の確かな学びの力を」と強い思いを寄せており、歴史ある宝達志水町で子どもたちが誇りを持てるような教育環境を整えることに貢献しています。

未来への取り組み

石川県では、今後の人口戦略会議で4割以上の自治体が消滅する可能性が指摘されています。宝達志水町もその一つですが、未来を担う子どもたちには、「自分で考えて行動する力」が求められます。東大セミナーは今後も地域と連携し、子どもたちが自分の力で生き抜くための学びの場を提供し続けていく方針です。

会社紹介

株式会社日本エルデイアイは、石川県内で東大セミナー及び東進衛星予備校を展開しており、地域の子どもたちに質の高い教育を届けるため、各自治体との連携を強化しています。1986年の設立以来、地域に根差した教育支援を行っており、今後もさらなる展開が期待されます。

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