映画『舞倒れ』が劇場公開決定!
映画『舞倒れ』が、2025年10月10日より池袋HUMAXシネマズで上映されることが発表されました。この作品は、美しい佐渡ヶ島を舞台に、若者たちが“能”と“舞踊”を通じてそれぞれの感情をぶつけ合う群像劇です。ここでは、映画の背景やキャスト、制作陣について詳しくお伝えします。
受賞歴と先行上映会の成功
『舞倒れ』は、すでにドイツの「ハンブルク日本映画祭」で特別賞を受賞し、「彩の国市民映画祭」では大賞を取得。また、インドの「チェンナイ国際映画祭」にも正式招待されるなど、その評価は高まっています。2024年に行われた先行上映会でも、観客からは感動の声が寄せられ、本作への期待が高まっています。
若手俳優陣が集結
本作には、舞台で実績を積んだ若手人気俳優たちが勢ぞろいしています。主人公・吾潟役を務める松田凌は、舞台「進撃の巨人」や映画『江戸川乱歩没後60周年作品』などで主演を飾った実力派です。弟弟子・下戸役には、橋本祥平がキャスティングされており、舞台「鬼滅の刃」などでも存在感を発揮しています。また、吾潟の兄弟子である硲役には、有澤樟太郎が名を連ね、豪華なメンバーで物語が展開されます。
文化的背景と舞いの重要性
舞台である佐渡ヶ島は、過去に200以上の能楽堂が存在した文化の宝庫です。能楽は島民にとって身近なものであり、この地域特有の歴史や芸能文化が根付いています。「舞倒れ」という言葉は、能にのめりこみすぎて身を崩すことを意味し、主人公たちの情熱的な姿勢を象徴しています。舞いに全てを捧げる様子が描かれる中で、観客はその深い魅力を感じることができるでしょう。
映画のストーリー
物語は昭和99年、佐渡ヶ島を舞台に展開されます。日本は大国との戦争に直面していますが、佐渡ヶ島は平和を保ち、独自の文化が発展していました。能楽の流派である鍍金流に所属する硲、吾潟、下戸の三人が、家元と共に能を愛し、慎ましいながらも静かな日々を送っています。しかし、一通の便りが彼らの未来に影を落とします。この物語は、彼らの絆や成長を描く青春の舞台です。
スタッフのこだわり
映画『舞倒れ』の監督を務めるのは、独自の感性を持つ横大路伸です。また、脚本は舞台制作で経験豊富な下浦貴敬が担当。舞いの振り付けには、劇団四季での活躍経験を持つ宮河愛一郎が関与しており、独自の世界観が生み出されています。音楽はこおろぎが手がけ、映画全体を通じて視聴者を引き込む要素となっています。
公開情報
映画『舞倒れ』の上映は池袋HUMAXシネマズで行われ、詳細な日程やチケット情報は公式HPにて案内されています。ぜひ9月10日の公開日をお楽しみに!
若者たちの夢や情熱が交錯する『舞倒れ』は、思春期の葛藤や人間関係を描きながら、観客に感動を与えることでしょう。新たな作品に期待が高まります。