新たなエネルギーインフラ構築へ向けて
東京の中央区に拠点を置くTBグローバルテクノロジーズ株式会社は、オランダのEcoLogとともに液化水素(LH₂)サプライチェーンを確立するための重要な一歩を踏み出しました。本プロジェクトは、アムステルダム港に建設予定の液化水素輸入ターミナルを中心に、世界初の商業規模の液化水素供給網を形成するものです。この取り組みは、日本企業の荏原製作所、神戸製鋼所、福井製作所と連携し、革新的な技術の採用を通じてクリーンエネルギーの新たな幕開けを目指しています。
プロジェクトの背景
2025年12月、日本・オランダの合意に基づく署名式が東京で行われ、オランダ王国大使も立ち会う中、プロジェクトへの期待が高まっています。参加企業はそれぞれ、液化水素輸送及び処理に必要な主要機器の提供を担当し、エネルギー効率と安全性の高いインフラを構築します。
各企業の役割
- - 株式会社荏原製作所: 液化水素用ポンプを提供。
- - 株式会社神戸製鋼所: 液化水素用気化器を担当。
- - 株式会社福井製作所: 液化水素用の安全弁を供給。
- - TBグローバルテクノロジーズ: 液化水素用のマリンローディングアームを提供。
これにより、アムステルダム港は欧州のクリーンエネルギーの要所として位置づけられることが期待されています。
クリーンエネルギーへの貢献
TBGの Laurent Poidevin 社長は、「私たちはエネルギー供給において持続可能性を追求しており、このプロジェクトはその一環である」と強調しました。今後彼らは、液化水素などの革新的なエネルギー技術を通じ、持続可能な社会の実現に向けて貢献していきます。
東京貿易グループについて
東京貿易グループは、78年の歴史を持つ独立系の企業グループで、エネルギーインフラ、スマートマニュファクチャリング、イメージソリューション、マテリアルサプライの4つのセグメントに特化しています。各社の知見を結集し、変革を恐れずイノベーションを推進し続け、社会のニーズに応える新しい価値を提供していくことを目指します。
私たちは、このプロジェクトを通じて様々な分野での技術革新と持続可能な未来に向けた取り組みを続けていく所存です。