沖縄の農業の未来を照らす「KOHAKUIMO」事業承継
2025年11月1日、株式会社くしまアオイファームが沖縄県那覇市に位置する熟成蜜芋スイーツ専門店「KOHAKUIMO - コハクイモ -」事業を正式に承継しました。この事業承継は、当社が持つ一体的な農業モデルをより具体的に実践する新たな取り組みとして位置づけられています。
事業承継の狙い
くしまアオイファームは、宮崎大学との連携を通じて新品種の開発や機能性研究を推進し、その成果をデータに基づいた生産・加工の向上に結び付けてきました。今回の「KOHAKUIMO」事業承継は、これまでの研究成果を実際の市場へとつなげる重要なステップです。
“生産者が自らブランドを築く”という理念の下、沖縄地域の資源を継承しつつ、新たな価値を創出することが目指されており、南九州から沖縄にかけての広域的なバリューチェーンの形成や、アジア圏を中心とした海外展開に向けた基盤の強化も図られています。
現在の市場環境と背景
近年、日本国内の農業は異常気象や病害によって困難な状況に直面しています。特に南九州ではサツマイモ基腐病が深刻化し、安定した原料調達が難しくなっています。そのような中で、「KOHAKUIMO」を運営していた前オーナーからの相談を受け、くしまアオイファームがこの事業を引き受けることとなりました。これは、地域農業の発展を志向した重要な決断です。
また、沖縄のグループ会社である株式会社おきなわアオイファームを通じて、地域特性を活かした紅芋の栽培や新しい商品開発に向けた取り組みも実施しています。今後、KOHAKUIMOと紅芋を活かした新たなブランド展開により、沖縄のサツマイモ産業に新たな価値を提供し、輸出や海外ブランド展開の拠点としても強化していく計画です。
代表者のコメント
「起業当初から、100%手作りのスイーツ店を持つことが私の夢でした。その夢が、今回のKOHAKUIMO事業承継によって実現しました。KOHAKUIMO様の想いとブランドを大切に継承し、サツマイモ生産者が作る“本物のサツマイモスイーツブランド”として、さらなる成長・進化を遂げてまいります。」と、代表取締役会長の池田誠氏は語っています。
このように、くしまアオイファームはただ事業を引き継ぐだけでなく、全国的な課題に立ち向かいながら、沖縄地域の農業を新たな段階へと推し進めています。これによって、地域経済や農業の持続可能性が向上し、今後も多くの期待が寄せられることでしょう。
会社概要
- - 会社名: 株式会社くしまアオイファーム
- - 所在地: 宮崎県串間市大字奈留6564番地12
- - 代表者: 代表取締役会長 池田誠、代表取締役社長 奈良迫洋介
- - 設立: 2013年
- - 事業内容: サツマイモの生産・加工・販売
- - 経営理念: 「強い農業はこえていく」
- - URL: https://aoifarm.co.jp
お問い合わせ
事業内容に関するお問い合わせは、株式会社くしまアオイファームのKOHAKUIMO担当の柳本まで。メールアドレス:
[email protected]