消費者意識の変化
2020-05-20 12:01:47
コロナ後の広告戦略:消費者意識の変遷を探る調査結果
コロナ後の広告戦略:消費者意識の変遷を探る調査結果
新型コロナウイルスの影響により、私たちの広告やメディアに対する認識が大きく変わりました。株式会社原宿サン・アドとマイボイスコムによる共同プロジェクト「消費者未来ミエル化プロジェクト」では、特にコロナウイルスが消費者意識に与えた影響を分析しました。このプロジェクトは、消費者の行動や心理を深く理解し、それに基づいたマーケティング戦略の見直しを目指しています。
プロジェクトの背景と目的
現代の広告コミュニケーションは急速に進化しています。データサイエンティストやビッグデータを活用したマーケティング手法が増えている一方で、どのアプローチが最適か判断するのが難しくなっています。このプロジェクトは、消費者が本当に求める情報をどのように伝えるかを探求することに重きを置いています。
調査概要
2020年4月、首都圏及び大阪のエリアを対象に2015人を対象としたネット調査を実施しました。年齢は20歳から79歳まで幅広く、男女比を均等に保った集計が行われました。この調査の目的は、コロナウイルスが引き起こした消費者の意識の変化について尋ねることです。
メディア接触の変化
緊急事態宣言が発令された後、人々の生活は一変しました。調査では、情報収集の手段として選ばれたメディアを調べました。その結果、テレビやマスメディアが最も利用されていることがわかりました。さらに、ネットの情報も重要視されており、モバイルニュースアプリの需要が増しています。特に地方自治体からの情報源が増加している点も注目に値します。
信頼される情報源
新型コロナウイルスについての情報の信頼性についても質問しました。調査の結果、特にテレビやラジオの報道番組が最も信頼されていることがわかりました。一方、ネットへの依存度は高まっているものの、情報の質に対しては疑問を持たれる傾向が強いようです。
広告活動への影響
多くの企業が広告活動の自粛を選ぶ中、一般消費者の意見も収集しました。「広告自粛は必要か?」という問いには、おおよそ約6割は強い自粛要望がないと答えました。このことから、消費者は不安を感じつつも、広告の役割を再評価していることが伺えます。
今後求められる広告手法
調査結果に基づき、企業はどのように消費者とコミュニケーションを図るべきでしょうか?明らかになったデータから見えてくるのは、消費者が情報の価値を重視し、コミュニケーションの質が求められているということです。今後の広告戦略は、このような消費者の価値観に寄り添ったものに進化していくことが重要です。
結論
このプロジェクトを通じて、企業が広告戦略を再考し、消費者の信頼を得るために必要な行動を見出す手助けをしていきたく考えています。広告制作やマーケティングデータを提供することで、今後も消費者に寄り添った活動を支援していく所存です。
会社情報
- 会社名
-
株式会社原宿サン・アド
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前6-27-8京セラ原宿ビル5F
- 電話番号
-
03-6450-5805