ベトテルサイバーセキュリティ、キヤノンプリンターのセキュリティを疑う
2025年3月1日から2日にかけて東京で開催されたSECCON Open Conference(SECCON 13 電脳会議)で、ベトテルサイバーセキュリティ(VCS)からドアン・ミン・ロン氏とグエン・フオン・ナム氏が登壇しました。彼らは「Playing Cat-and-Mouse – Attacking Canon Printers at Pwn2Own」と題し、キヤノンプリンターのセキュリティ脆弱性に関する重要な研究内容を発表しました。
この講演では、現代のデバイスのセキュリティが直面している問題点と、それに対抗するためのサイバーセキュリティ研究者の奮闘を詳細に説明しました。
講演の主なポイント
1.
キヤノンのセキュリティ対策の進化
講演では、キヤノンプリンターのシステムアーキテクチャの強化歴や、時代に応じたセキュリティ対策がどう進化したかを振り返りました。
2.
ファームウェアの解析手法
ハードウェアハッキング技術を駆使して、プリンターの重要なデバッグ情報の取得方法が紹介され、実践的な知識が提供されました。
3.
実装されたセキュリティ機能の評価
これまでに実装されているセキュリティ機能そのものの強みや課題も明らかにされ、多角的な視点からの評価がされました。
4.
攻撃シナリオの実証
講演では、内蔵の保護機能を突破する方法を解説し、潜在リスクに対する認識を深める必要性が訴えられました。
5.
企業セキュリティへの影響
提示された研究成果は、ネットワーク接続機器全体のセキュリティに重大な影響を与える可能性があることが考察されました。
プリンターセキュリティの重要性
日常的にオフィスや企業ネットワークで使用されるプリンターですが、セキュリティ対策の甘さから、サイバー攻撃の入り口になりやすいという現実があります。2021年以降、Pwn2Ownもキヤノンプリンターのセキュリティ評価に力を入れており、多くの脆弱性を発見しています。セキュリティ専門家はプリンターの保護の重要性を強調しており、こうした研究活動は安全なデジタル環境の確立に寄与するものといえるでしょう。
サイバーセキュリティの未来
SECCON 13での発表は、以下の点でサイバーセキュリティの未来を示唆しています:
- - 脆弱性を早期発見し、迅速に対策を講じる重要性。
- - セキュリティ研究者や製造メーカーとの連携を強化することで、より効果的な対策が可能になること。
- - 進化する脅威に持続的に対応できるための柔軟な防御策の必要性。
SECCONについて
SECCONは、日本最大級のサイバーセキュリティコンテストイベントで、専門技術者を育成することを目指しています。特にCapture The Flag(CTF)大会では国内外の専門家が様々な攻撃・防御技術を競い合い、多くの優れた人材が育成されています。今回のSECCON 13でも最新の脅威に対する革新的な研究が発表され、安全性向上に向けて貢献がなされました。
VCSのプリンターセキュリティの研究意義
VCSはSECCON 13において、プリンターに関連した深刻な脆弱性の特定と修正に成功し、業界全体のセキュリティ基準の向上に寄与しました。これは、各組織、セキュリティ専門家及びメーカー間の密接な協力が必要であることを示しています。今後もVCSは、最先端のセキュリティソリューション開発を継続し、安全で持続可能なデジタル環境再建に寄与を目指します。
VCSのサービスと将来展望
VCSは、豊富な経験と最先端技術を元に、以下のサービスを提供しています:
- - 脅威インテリジェンス(TI)
- - 脆弱性診断とペネトレーションテスト(侵入テスト)
- - 侵害評価(CA)
これらのサービスを通じて、クライアントに安心感と信頼性を提供し続けており、アジアNo.1のサイバーセキュリティ企業としての地位をさらに強固なものとしています。VCSはこれからも、より安全で信頼できるソリューションを世界中の企業に提供する努力を続けます。
お問い合わせ先
ベトテルサイバーセキュリティ
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Web:
viettelcybersecurity.com
日本総代理店
株式会社Cyberzeal
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cyberzeal.jp