デンマークデザインの祭典「3daysofdesign」に参加!IL DESIGNレポート<前編>
2024年6月、北欧デザインの聖地コペンハーゲンで開催された「3daysofdesign」。スカンジナビア最大級のデザインイベントに、IL DESIGNも参加しました。
今回は、イベント前夜の街歩きから初日までの模様をレポートします。
イベント前の街歩き:歴史とデザインが息づくコペンハーゲン
コペンハーゲンに到着すると、まず目に飛び込んできたのは、ターミナルシティホール前の広場を舞うカモメたち。
街を歩けば、歴史を感じる石畳の道、美しい配色の建物、そして至る所に自転車の姿。
デンマークが自転車王国と言われる所以を実感しました。
今回の拠点としたホテルから徒歩数分圏内には、デンマークデザインの宝庫「Illums Bolighus(イルムスボリフス)」や、イベント会場となる「J.L.mollers(J.L.モラー)」のショールーム、そして歴史的な広場の「Kongens Nytorv(コンゲンス・ニュートー広場)」など、魅力的なスポットが点在しています。
イベント前日は、これらの場所を事前に訪れ、街の雰囲気を感じながら、イベントへの期待を高めていきました。
デザインミュージアムで北欧デザインの歴史に触れる
イベント前日に訪れた「Design Museum Danmark(デザインミュージアム・デンマーク)」では、20世紀のデンマークデザインを網羅した常設展示「DANISH MODERN」を鑑賞しました。
Ole Wanscher、Mogens Koch、Hans J. Wegner、Borge Mogensen、Finn Juhl、Arne Jacobsen、Louis Poulsen… といった巨匠たちの作品を通して、北欧デザインの伝統と革新を感じることができました。
また、日本の木版画コレクションや、スーパーマーケットチェーンIRMAのデザインストーリーを辿る展示も興味深く、北欧デザインの魅力を改めて実感しました。
イベント初日:J.L.mollersとの出会い
いよいよ「3daysofdesign」初日。
まずは、IL DESIGNが正規輸入販売代理店を務める「J.L.mollers(J.L.モラー)」の会場へ。
創業80周年を記念し、1951年から1981年にかけて創業者Niels Otto Moller(ニールス O. モラー)がデザインした独占コレクションが、美しく展示されていました。
この日は、前CEOのJorgen Moller(ヨルゲン・モラー)さんと面談することができました。
Jorgenさんは、IL DESIGNが取り扱う「Model 404チェア」のデザイナーでもあります。
教会からの補修に関する相談を受け、具体的なお話をお聞きすることができました。
また、現CEOのKirsten Moller(キーステン・モラー)さんともご挨拶することができ、今後のパートナーシップ強化に向けて、有意義な時間を過ごすことができました。
miniformsとの再会と新たな発見
続いて訪れたのは、同じくIL DESIGNが正規輸入販売代理店を務めるイタリア・ヴェネツィアのブランド「miniforms(ミニフォームズ)」です。
昨年ミラノサローネで直接商談したCEOのAlessandro(アレッサンドロ)さんと再会し、新作のテーブル「Nami」とチェア「Nebula Monaca」を実際に見て触ることができました。
お客様のご要望を直接相談したり、新作の家具の座り心地を試したりできるのは、展示会ならではのメリットです。
Alessandroさんから、人気作「SODA(ソーダ)」のイラストが描かれたトートバッグやTシャツをいただき、和やかな会談を終えました。
イベント初日のまとめ
「3daysofdesign」初日は、J.L.mollersとの貴重な出会い、miniformsとの再会、そして数々のブランドの新作に触れるなど、充実した一日となりました。
イベントの模様は、次回のレポートで詳しくお伝えします。
お楽しみに!