マルモビの導入
2024-10-25 10:28:29

災害時の支援体制を強化する多機能車両『マルモビ』が全国初導入

多機能車両『マルモビ』が災害支援を強化



2024年10月23日、岐阜県可児市に本社を構える株式会社トイファクトリーと同市が手を組み、災害時における相互貸与に関する全国初のパートナーシップ協定「マルモビパートナーシップ協定」を結びました。これは、飽和状態のトイレ問題や物資輸送の課題を解決し、災害時の迅速な対応を実現する新しい試みとして注目されています。

マルモビの特徴



マルモビは、トヨタのハイエースをベースにした多目的モビリティとして設計されています。その特長は、脱着式のシートや特許を取得した特殊構造を活用し、異なるニーズに応じて即座に用途を変更することができる点にあります。無駄を省き、非常時には避難所設営など迅速な対応を可能にするこの車両は、特に災害対応能力が求められる地域において、その実力を発揮します。

協定締結の背景



協定締結式には、可児市の冨田市長とトイファクトリーの藤井社長が出席。冨田市長は、マルモビ導入により多くの場面での活用が期待されると述べ、2024年1月には能登半島地震の被災地への支援活動にもマルモビが活躍したことを強調しました。この車両がどれほどの社会的貢献を果たすか、今後の展開に多くの期待が寄せられています。

新たなトイレ問題の解決



災害時におけるトイレ問題は常に深刻で、可児市が新たに導入したウォーターレスのポータブルトイレ「クレサナ」も大きな役割を果たします。トイファクトリーの藤井社長は、被災地でのトイレ問題の深刻さを目の当たりにし、水を使わずに使用できるクレサナがその解決策となる可能性を示唆しています。このトイレは、家庭ゴミとして廃棄できるため、災害時にも使用できるため、非常に貴重な存在です。

企業の思惑と地域のニーズ



トイファクトリーは、全国からの要望に応じてマルモビの導入を進める意向です。直近、各自治体や法人からの問い合わせが増加しており、災害時のトイレ問題解決に向けた提案が好評を得ています。協定の強みを生かし、他の自治体とも協力し合いながら日本全国でマルモビの活用を推進していく様子が伺えます。

未来への期待



可児市の取り組みは、災害大国である日本における備えを強化する上での重要な手段です。冨田市長も語る通り、マルモビが多くの地域で活躍し、市民が安心して生活できる環境づくりに寄与することが期待されています。このような新しい形の協力体制が全国に広まることで、災害時の迅速な支援が実現できることを願っています。今後、どのようにこの協定が機能し、被災地支援に貢献するのか注目が集まります。

まとめ



可児市とトイファクトリーの「マルモビパートナーシップ」は、自治体間の協力を促進し、災害時の迅速な対応能力を強化する重要な一歩です。この取組みが効果を発揮することにより、日本の災害支援体制が大きく変わる可能性があります。そして、この先進的な取り組みが各地での模範となり、さらなる地域の活性化へとつながることを、多くの人が期待しています。


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会社情報

会社名
株式会社トイファクトリー
住所
岐阜県可児市瀬田800-1
電話番号
0574-63-0667

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