いなり寿司で防災を
2022-04-01 03:30:01
日本の米農家を支えながら子供たちを笑顔にする防災用いなり寿司キット
全国の自治体と共に子供たちを笑顔にする
近年、日本は自然災害が頻発しており、ただ事では済まされない状況が続いています。特に、過去には東日本大震災が多くの人々に深刻な影響を与え、その教訓を活かしながら我々は新たな備えを必要としています。そんな中、「防災用いなり寿司キット」が登場しました。このキットは、温めるだけで手軽に美味しいいなり寿司を作ることができ、子供たちに笑顔をもたらすことを目的としています。
「防災用いなり寿司キット」の内容
このキットは、寿司飯、いなり揚げ、温めるためのモーリアンヒートパックで構成されています。寿司飯は常温で保存可能なため、1年の保存ができ、いなり揚げはなんと3年も保存が可能です。災害時にも簡単に美味しいいなり寿司を作ることができる点は、多くの家庭にとって心強い味方となるでしょう。
日本人に広く愛されるいなり寿司は、甘味が引き立つ味わいが魅力的で、きっとトラウマを抱える子供たちにも安らぎを与えてくれるはずです。
地元のお米を使用した新たな取り組み
この取り組みを推進する株式会社ラックでは、全国の地元産のお米を用いて、手軽に調理できる寿司飯を製造しています。単なる保存食の購入から進化したこのシステムは、地元の農業をも支援することに努めています。今後、もし1年の間に災害が訪れなかった場合、その寿司飯は給食や子供食堂などで利用され、子供たちの地産地消の実践にもつながるのです。
震災を経て築いた企業の夢
株式会社ラックは、2007年より東京都・埼玉県でロケ弁当や会議用弁当の製造・販売を行ってきました。2011年の東日本大震災をきっかけに、宮城県の農家と共同で特別なお米の生産に取り組むようになりました。その努力の中で、農薬や除草剤を極力使用せずに安全で美味しいお米を作るという理想を追い求めているのです。
また、現在高齢化が進む中、米農家たちは様々な課題に直面しています。そこで、米の生産現場を応援したいと考え、「手巻き寿司文化」を世界に広めることにも取り組んでいます。そして、その活動の集大成が「防災用いなり寿司キット」という新たな形で結実しました。
月初めの夢を描く「April Dream」
このプロジェクトは、重要な備えとしてだけでなく、多くの人々の笑顔を紡ぐことを目指した「April Dream」として蜃気楼のように輝きます。この夢は、4月1日に企業が未来のビジョンを発信するプロジェクトとしてスタートし、私たちの思いの実現を目指すものです。
まとめ
「防災用いなり寿司キット」は、災害がいつ訪れるか分からない日本にとって、備えるだけでなく、地元の農家を支える循環型の取り組みでもあります。子供たちの笑顔を最優先にして生まれたこのプロジェクトは、未来永劫にわたって私たちの心の中に根付いていくことでしょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社ラック
- 住所
- 埼玉県川口市芝1-20-16
- 電話番号
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048-423-7570