大和大学社会学部は、株式会社クラダシと共同で新たな研究プロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトでは、近年のコメ価格の急騰に焦点を当て、淡路島の生産農家をフィールドにして社会学的視点からその影響を探求します。教授たちのゼミが行う本研究は、農業や流通、消費といった広範な領域での課題を明らかにし、解決策を模索することを目的としています。
天野健作教授と立花晃教授の指導のもと、学生たちはこれまでにも環境問題や地域政策に関連した研究テーマに取り組んできました。今回の研究では、「コメがつなぐ未来:地球環境と食文化の持続可能性」をテーマに、生産現場から消費のプロセスに至るまでを体系的に分析していきます。
研究活動では、淡路島の農家との現地訪問やインタビューを通じて、米作農家たちが直面している現状を理解し、具体的な課題を明らかにします。この過程で得られた情報は、より良い未来のための提案として取りまとめられる予定です。また、再生可能エネルギーの活用や地域の食材を活かした新たなメニューの開発、さらにはフードロス削減に関するワークショップも開催され、地域活性化のための取り組みが進められます。
いっぽう、株式会社クラダシは、ソーシャルグッドな世界の実現を目指し、社会貢献活動に積極的に取り組んでいる企業です。彼らは2024年度以来、新たに教育分野への支援を強化する方針を打ち出し、全国から募集した中から三つの団体に研究支援を決定。この取り組みを通じて、学生たちには貴重なネットワークやリソースのアクセスも提供されることになります。
大和大学のこの新しい研究が、現代社会が直面するさまざまな課題の克服に繋がることを期待しています。そして、コメを通じて地域や環境に持続可能な影響を与える結果が生まれることを目指します。
このプロジェクトについてのお問い合わせは、以下のメールアドレスまで。
大和大学社会学部SDG研究推進室
メール:
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あなたもぜひこの研究の成果を楽しみにしていてください!