建設業の原価管理システムが進化
株式会社建設ドットウェブは、建設業向け原価管理システム「どっと原価シリーズ」の最新版をリリースしました。このシリーズは、9年連続で導入実績No.1を誇る、業界における信頼のブランドです。新たなバージョンでは、電子手形やでんさいネットなどの機能が追加され、建設業界の支払管理業務を一層効率化します。
「電子手形」「でんさいネット」の重要性
政府は、2026年までに約束手形の利用を廃止し、小切手を全面的に電子化する方針を示しています。この動きに伴い、中小企業庁は取引の適正化を図るために、約束手形の利用を段階的に減少させる取り組みを行っています。財務省の調査によれば、手形の発行残高は1990年度にピークを迎えた後、減少傾向にあるものの、製造業や建設業では今なお手形が頻繁に使用されています。したがって、約束手形が廃止されても直ちに手形の利用をやめることは困難だとされています。
昨今、電子化が進む中で「でんさい」と呼ばれる電子債権記録が注目されています。これは、手形の事務手続きや印紙税、保管、搬送などの問題を解消する新しい決済手段として、2013年から導入されています。ドット原価シリーズでは、この「でんさい」機能を「支払管理オプション」へ統合し、さらなる効率化を図ることが可能となりました。
新機能の詳細
最新版では、支払管理オプションに以下の機能を追加しました:
1. 手形小切手オプション
2. 支払伝票区分に「電子手形」の追加(支払い確定時に計算ができるようになります)
3. でんさいネット形式のデータ出力の追加
これにより、建設業の企業は、手形の従来の問題を解決しながら、新しい電子決済の術を取り入れることが可能になります。詳細な機能については、公式サイトで確認できます。
どっと原価シリーズの特長
「どっと原価シリーズ」は、建設業特有の商習慣に完全対応し、国内の主要会計ソフトや勤怠管理ソフトとも連携可能な柔軟なシステムです。また、業界初の『Excelフリー機能』により、慣れ親しんだExcelを使ってオリジナル帳票を作成できます。さらに、1台だけの導入からクラウド環境まで対応し、事務業務の効率化と原価管理を両立させることができます。
会社概要
建設ドットウェブは、2001年に設立され、現在93名の社員が在籍しています。本社は石川県金沢市に位置し、資本金は1億円です。社会人のパートナーとして、企業の原価管理に特化したソリューションを提供し続けていく方針です。最新の「どっと原価シリーズ」は、将来的な電子化への移行を見据え、企業のビジネスを強力に支えます。
詳細については、
公式サイトをご覧ください。