お祝い花の変化
2021-03-17 13:55:59
リモート化で変わるお祝い花のトレンド、胡蝶蘭の人気が下落中
リモート化での企業間お祝い花事情
近年、リモートワークが普及したことで、企業間の文化や慣習も大きな変化を迎えています。その中でも特に「お祝い花」は、贈り手と貰い手の要望のギャップが顕在化しています。最近の調査では、ビジネスパーソン601人を対象に、リモート環境下での「もらって嬉しくないお祝い花」についてのアンケートが行われました。その結果、最も多くの人が「胡蝶蘭」を挙げ、意外にも多くの人が贈るお祝い花としても胡蝶蘭が選ばれているのです。
胡蝶蘭がもらって嬉しくない理由
実際に胡蝶蘭が「もらって嬉しくない」とする理由の約8割が「水やりや処理に手間がかかるから」というものでした。また、4割は「大きくて置き場所に困る」と答えています。これまでお祝い花として定番だった生花も、手入れの手間が問題視されるようになっています。
贈る側と受け取る側のニーズのズレ
調査では、胡蝶蘭を贈る理由として、7割以上の人が「特に理由はない」「慣習だから」「会社で決まっている」といった答えを示しました。これは本来相手を思って選ぶべきお祝い花が、慣習に従って贈られていることを意味しています。一方で、受け取る側としては、手間がかかる胡蝶蘭に対して不満の声が上がっています。このように、贈り手と貰い手のニーズが見事に食い違っていることが明らかです。
プリザーブドフラワーの人気上昇
そんな中で注目されているのが、「プリザーブドフラワー」です。こちらは水やりが不要で、長期間楽しむことができるため、最近の調査で最も「もらって嬉しいお祝い花」として評価されました。約7割の人が、その理由として「水やりなどの手入れが必要ないから」と答えており、リモートワーク下での企業環境に適した選択肢となっています。加えて、プリザーブドフラワーは長持ちするため、出社機会が減った今の状況においても、嬉しく感じられる要因になっています。
マーウィの取り組み
株式会社マーウィの代表取締役、木下雄登氏は、この調査結果について「胡蝶蘭の慣習は長い間親しまれてきたが、リモート化によってその形が変わることが必要だと感じた」と述べています。彼らは「花の価値を最大化する」というビジョンのもと、ビジネスパーソンが簡単に受取先の企業に最適な花を贈れるサービス「Mawi flowers for biz」を展開しています。このサービスは、企業のウェブサイトのURLを入力するだけで、相手に合わせたプリザーブドフラワーを提案します。
まとめ
このように、お祝い花の文化はリモートワークの影響を受け、大きく変化しています。胡蝶蘭からプリザーブドフラワーへの移行は、贈り手と貰い手双方のニーズを満たすための新たなアプローチとなるでしょう。企業間の贈り物がより意味のあるものとして認知されることを期待しています。
会社情報
- 会社名
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株式会社マーウィ
- 住所
- 東京都千代田区麹町4-2-6住友不動産麹町ファーストビル5階
- 電話番号
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