HIOKIの新技術
2026-07-08 12:23:51

HIOKIが新たに開発した高周波電力校正技術が特許に成功

HIOKIの高周波電力校正技術



日置電機株式会社(HIOKI)は、長年の課題であった高周波電力校正における精度不足を解消するため、新たな計測標準を開発しました。この技術は、従来の電力計誤差校正基準と比較して、約10倍もの高精度を実現しています。

新技術の概要



今回の研究成果は、 独自に開発した熱量計を利用した新しい手法に基づいています。この手法では、200 kHzの周波数で有効電力の校正不確かさがわずか0.006%、1MHzでは0.014%という精度を記録しています。これにより、今まで以上に小さな誤差の検出が可能になりました。

特に、従来の電気的校正法では高周波域に入るにつれて精度が劣化する問題がありましたが、熱的測定の特性を活かすことでこれを克服したのです。当社の熱量計は、周囲温度や外部からの熱影響も考慮に入れることで、極めて安定した測定が行えます。

不確かさの改善



測定値における不確かさの小ささは、結果の信頼性に直結します。例えば、150 VAの皮相電力においても約9 mWという非常に微小な誤差を意味しており、業界の完璧な精度を求められる環境においても、信頼のおける測定結果を提供可能です。

実用化に向けた動向



本技術を用いた校正は、HIOKIのパワーアナライザPW8001と電流センサCT6904Aの組み合わせでも実証されています。この組み合わせでは、200 kHzまでの誤差が0.04%以下という高精度を確認しました。これは、従来の標準では容易に検証できない領域であり、特に電気自動車のモーターや太陽光発電設備など、重要な分野での利用が期待されています。

エネルギー効率が求められる現在、より小さな損失を測定する必要性が高まっています。そのため、この新たな計測標準の開発は、より高精度に校正が行える測定器の必要性を背景にしています。

未来に向けた展望



HIOKIは、この測定標準を基盤技術として、今後さらに高性能な校正サービスの提供を計画しています。また、電気自動車や再生可能エネルギー分野における測定の高度化を進め、持続可能な社会の実現に貢献すべく、全力を注ぐ方針です。

これにより、高周波性能のトレーサビリティと競争力を確保した製品開発が可能となります。今後の技術発展とともに、顧客にとっての大きな競争優位となることが期待されています。

結論



日置電機は、高精度な測定器の提供に留まらず、計測標準の改善にも取り組むことで、測定の信頼性の向上とパワーエレクトロニクス分野でのイノベーションを推進していきます。この新技術によって、業界の未来を切り拓く貢献が期待されています。


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会社情報

会社名
日置電機株式会社
住所
長野県上田市大字小泉81
電話番号

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