金属3Dプリンター導入
2019-04-11 10:58:44

日本初導入!伸和精工と新技術金属3Dプリンターの契約締結

日本初の金属3Dプリンティングシステム導入へ



伸和精工株式会社が、3D Printing Corporationと提携し、Markforged社の最新型金属3Dプリンター「Metal X」を日本に初めて導入する契約を締結しました。このシステムには、大サイズ焼結炉「Sinter-2」も含まれており、精密機械加工の新たな可能性を示しています。

導入の背景と目的



伸和精工は、航空宇宙産業向けの高品質な精密部品を提供する企業であり、専門的な精密機械加工を得意としています。特に300mm角以内の部分加工において高い技術力を誇り、少量多品種のニーズにも柔軟に対応しています。同社は既にAS9100の認証を取得しており、安全性と品質においても信頼されています。今回の新しい3Dプリンティングシステム導入は、更なる品質向上と効率化を目的としています。

Metal Xシステムの特徴



新技術金属3Dプリンター「Metal X」は、Markforged社が開発した「ADAM (Atomic Diffusion Additive Manufacturing)」という革新的な技術を採用しています。このプロセスにより、従来の金属3Dプリンターよりも10分の1のコストで、高品質な金属部品を短時間で製作できます。加えて、Metal Xでは金属粉末を樹脂フィラメントに閉じ込めて使用するため、粉塵発生の危険が少なく、安全に運用可能です。

さらに、Metal Xシステムは、自動洗浄タンク「Wash-1」に連携して金属部品の洗浄を行い、焼結炉「Sinter-2」で部品を焼結する全工程が効率的に完結します。この仕組みは、大型部品や多くの小型部品を同時に処理することを可能にし、伸和精工の生産能力を飛躍的に向上させます。

展示会への出展



伸和精工は、金属3Dプリンター「Metal X」を活用し、今年8月にアメリカ・ユタ州で開催される「Small Satellite Conference」に出展します。この国際的な大会での展示を通じて、製品の優位性を国内外にアピールする機会を得ます。

より高精度な製品提供に向けて



この新しい3Dプリンティングシステムに関連して、3D Printing Corporationが提供するDFAM(Design for Additive Manufacturing)技術のサポートを受け、伸和精工はさらに高精度で高品質な製品を提供できる体制を整えています。航空宇宙産業など、特に精度が求められる分野においても柔軟に対応可能となり、顧客からの信頼を確立していくことでしょう。

まとめ



新たな金属3Dプリンティング技術の導入によって、伸和精工はこれまで以上に多様なニーズに応えることができるようになります。金属部品の製造における効率化とコスト削減を実現し、業界における競争力を一層高めていく姿勢には注目です。

会社情報

会社名
株式会社3D Printing Corporation
住所
神奈川県横浜市鶴見区小野町75-1LVP1-101
電話番号
0120-987-742

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