新しい日本の味覚を生み出す
株式会社フンドーダイは、1869年に熊本で創業し、155年以上の長い歴史を持つ調味料メーカーです。近年、世界的な「UMAMI(うま味)」ブームを背景に、同社は基幹ブランド『透明醤油』の開発をうけ、商品の国際展開を進めています。最近の発表では、醤油をムース化した『Foam』と、醤油と味噌をシート化した『Leaf』という新商品が登場しました。
新商品『Foam』と『Leaf』の特長
Foamシリーズ
- - 商品名: Foam-Clear Soy Sauce、Foam-Sweet Soy Sauce
- - 特長: 特許技術を用いて、基礎調味料を亜酸化窒素ガスで泡化しています。クリーミーなムース状で、料理に新しい食感を提供します。
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Foam-Clear Soy Sauce: 創業150年の節目に販売開始した『透明醤油』をムース化。素材の色を活かし、多様な料理に活用されています。
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Foam-Sweet Soy Sauce: 熊本で愛される甘口醤油をムース化。まろやかな甘みが特徴です。
Leafシリーズ
- - 商品名: Leaf-Soy Sauce、Leaf-Miso
- - 特長: 寒天を使用してシート化されており、添加物を使わずに自然な風味を実現。薄さはわずか0.2mmで、口溶けが良く、料理に合わせて自由に使用できます。
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Leaf-Soy Sauce: JAS特級本醸造の減塩醤油を利用しており、一般的な濃口醤油と比較して塩分を57%カット。
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Leaf-Miso: 米麹をふんだんに使用した甘口タイプの味噌で、風味豊かです。
料理での活用事例
フンドーダイの新商品がどのように利用されているか、著名なシェフたちが監修したメニューも紹介されました。東京・銀座の「銀座小十」では、シート状の醤油を使った『三種盛り』や『真鰹唐揚げ』が登場。シートは食材に溶け込む感覚を生み出し、味の創造性を広げました。
福岡・博多の「Goh」では、鮑や椎茸を使用した豪華な料理に『Foam-Sweet Soy Sauce』が加えられ、クリーミーな口当たりと風味が共存する一皿を提供。デザートにも『Leaf』シリーズを使用し、視覚的にも美しい盛り付けが話題になっています。
今後の展望
フンドーダイは、「食を通じて、社会に、地域に貢献する」を企業理念に掲げ、日本の食文化をグローバルに発信することを目指しています。新商品の展開を通じて、醤油と味噌の価値を再発見し、より多くの人々に楽しんでもらう機会を提供していく方向性です。公式サイトでは製品情報や最新情報が随時更新されています。
会社情報
- - 会社名: 株式会社フンドーダイ
- - 代表者: 代表取締役社長 山村脩
- - 所在地: 熊本県熊本市北区楠野町972
- - 創業年: 1869年(明治2年)
- - 公式サイト: フンドーダイ公式サイト
フンドーダイの新しい挑戦は、日本の食文化の未来を切り拓く一歩となるでしょう。日本の食の魅力が、より多くの人々に伝えられることを期待します。