イプソスが新たなイノベーション支援プログラムを発表
世界最大の世論調査会社であるイプソス株式会社が、AI技術を活用し新たなプログラム「Collective Innovation」を発表しました。このプログラムは、ビジネスやマーケティングのリーダーが消費者のニーズを捉え、企業にとって有望な成長機会を見極める手助けをすることを目的としています。
サービス提供の背景
最近の調査によると、約77%の消費者が新しいことを試してみたいと考えている一方で、新たに市場に投入される製品の75%は、現在の製品からの乗り換えを促す魅力に欠けているというデータが浮かび上がりました。この実態を受け、イプソスは消費者の期待に応えるために、人間の知見とAI技術を組み合わせた新たなアプローチを探求しています。「Collective Innovation」は、販売予測に基づいたモデルや、トレンドとイノベーションに関する専門家、さらには国際的な定性調査チームの協力をもとに構築されています。
イプソスのグローバル・イノベーション部門のバージニア・ワイル氏と、Strategy3チームのビリー・イング氏は、「私たちは、信頼性のある調査手法と多様なデータソース、専門家のアドバイザリーサービスを組み合わせ、グローバルなイノベーション支援を拡充できることに喜びを感じている」と述べています。
プログラムの進化
「Collective Innovation」は、イプソスが提供するイノベーションソリューションの進化版であり、消費者の未満たれたニーズに基づくアイデアやコンセプト、製品のポテンシャルを発掘し、評価するプロセスを強化しています。また、現在80以上の国と地域で展開され、豊富なインサイトやアドバイザリー知見を持つイプソスチームがサポートを行います。
提供されるサービスには、AIを活用したマルチデータの統合やワークショップ、エスノグラフィーを通じたリードユーザーの深層理解が含まれています。さらに、世界最大規模のグローバルトレンドプログラムに基づく将来の洞察も提供され、これによりブランドの成長を加速させることが狙いです。
会社概要
イプソスは1975年にフランスで設立され、現在90の市場で事業を展開している大手調査会社です。従業員数は18,000人以上にのぼり、1999年にはユーロネクスト・パリに上場しました。信頼性の高い調査結果を提供することで、企業や公共機関などへマーケティングインサイトを提供し続けています。最新の技術を駆使した。この「Collective Innovation」によって、今後の市場の革新が期待されます。