PITTANと大阪大学の連携
2024-12-04 10:45:29

株式会社PITTANと大阪大学が共同研究を開始、微量汗から健康状態を把握する新技術に注目

株式会社PITTANと大阪大学の共同研究



株式会社PITTAN(兵庫県神戸市、代表取締役社長:辻本 和也)と大阪大学キャンパスライフ健康支援・相談センター(大阪府吹田市、研究責任者:長友 泉)は、この度、共同で研究開発を行う契約を締結しました。両者の連携によって、微量の汗から体内の栄養状態を可視化し、健康状態の把握を目指します。

研究の目的と意義


この共同研究の大きな目的は、汗と血液との相関関係を明らかにし、その機序を理解することです。最終的には、非侵襲的な方法で体液分析を健康診断や訪問介護の現場で利用できるようにすることを目指しています。同じ被験者から得た血液と汗のデータを比較することで、汗から得られる生体情報の幅を広げる狙いがあります。

背景と過去の研究


これまで、汗を用いた健康状態の検知の研究は時折行われてきました。しかし、汗は成分濃度が薄いため、その分析は難しく、社会実装には至らなかった歴史があります。PITTANは2022年に設立され、独自の微量汗分析技術を開発。皮膚にシンプルに貼るパッチで、短時間のうちに汗を採取し、健康情報が得られる仕組みを構築しました。また、皮膚から得たデータを元に、肌や筋肉の状態を評価する技術も実用化されています。

研究内容の詳細


大阪大学では、生活習慣の評価や疾患の予測に向けた研究が進められており、医療データの活用が期待されています。本研究では、職員検診を通じて同意を得た上で汗を採取し、その成分をPITTANが分析します。特にアルブミンや炎症物質のデータを基に、血液情報と組み合わせて汗から得られる健康状態の関連を調査します。

さらに、長友教授が蓄積した血液データと問診情報とともに汗の成分を評価することで、心身の健康度を向上させるための新たな知見が期待されます。

未来の展望


この共同研究の成果次第では、汗の成分と健康の相関に関する新たな知見が得られる可能性があります。現時点での評価は肌や筋肉の健康度ですが、将来的には全身の健康度を評価し、病気の予測が可能になると考えられています。このように、非侵襲的かつ痛みのない健康診断手法が実現すれば、健康寿命の延伸に寄与することも夢ではありません。

コメント


PITTAN CEO 辻本の見解


「今回の共同研究を通じて、汗という自然な方法で血液に依存せずに健康情報を得る新たな道を開く一歩を踏み出します。これにより、未病対策や健康寿命の延伸という素晴らしい目的に向けた革命的な進展が期待できます。」

大阪大学 長友教授の思い


「ウェルビーイングを実現するためには、疾患がないだけではなく、より健康な状態を目指すことが重要です。本研究を通じて、汗の成分のメカニズムを解明し、バイオマーカーとしての新たな価値を付け加えることが期待されます。」

PITTANのビジョン


PITTANは「Lifelong Positivity」を掲げ、人々がポジティブなライフスタイルを送るためのサポートを行っています。簡便な健康診断を通じて、より多くの人が日常生活の中で自分の健康を知り、行動を変える手助けをすることを目指しています。

今後も、痛みを伴わない新たな検査方法の普及に寄与するための取り組みを継続していく予定です。また、健康に関するデータがもっと身近なものとなる未来を大阪大学と共に実現したいと考えています。


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会社情報

会社名
株式会社PITTAN
住所
兵庫県神戸市灘区水道筋6丁目1番3号
電話番号

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