漆の新ブランド『めぶく』
2024-12-10 16:36:17

漆とロック社が誇る新ブランド『めぶく』が受賞!地産地匠アワード初代グランプリを獲得

漆を未来へ繋ぐ新ブランド「めぶく」の誕生



2024年、漆器の伝統を受け継ぎつつ新たな未来を切り開く新ブランド「めぶく」が誕生しました。このブランドは、福島県の会津地方に根付く漆器のプロデュースや宣伝に長年携わってきた「漆とロック株式会社」によって運営されており、リーダーには若手職人たちが名を連ねています。彼らは先進的な取り組みを通じて、漆文化の存続と再生を目指しています。

地産地匠アワードの栄冠



「めぶく」が手がけた第一弾商品である「漆の種が埋め込まれたお弁当箱」は、中川政七商店が主催する「地産地匠アワード」にて初代グランプリを受賞しました。このアワードは「日本の工芸を元気にする!」を目的とし、地元の材料とデザインを融合させたプロダクトを支援しています。受賞の理由は、国産漆の植栽活動と商品開発が強固に結びついている点が高く評価されたことにあります。

お弁当箱の特徴と未来への思い



「めぶく」のお弁当箱には蓋として使用するお椀に「ウルシの種」が埋め込まれています。この種には、未来への希望を託け、次世代へと漆の文化を受け継ぐ願いを込めています。漆器は防腐性や耐水性に優れ、実際に縄文時代から残る漆製品も多くあります。まさに、過去と未来を繋ぐタイムカプセルのような存在です。また、「めぶく」の売上の一部は、会津の「猪苗代漆林計画」に活用され、地域の漆の木を育成する活動に貢献しています。

さらに、コンセプトは「信玄弁当」にインスパイアされており、三段重ねのデザインが特徴です。この形状は、野外でもおいしい一汁一菜を楽しめる実用性を兼ね備えています。

関連イベントでの取り組み



「めぶく」の誕生とグランプリ受賞を記念し、東京で「漆の種のめぶく頃」というイベントが2024年12月21日に開催されます。このイベントでは、実物のお弁当箱を手に取ることができるほか、開発の背景や漆と農業が繋がる新たなアプローチについての情報も提供されます。また、参加者には発酵ごはんを楽しむ機会も設けられ、漆文化への理解が深まります。

結びに



「めぶく」の取り組みは、未来の漆文化を育む新しいスタンダードとして、多くの人々に受け入れられることが期待されています。日常生活に漆器を取り入れ、持続可能な未来を見据えたプロダクトが具体的な形を成している今、私たち一人ひとりがこの運動に参加することが求められています。漆器を通じて、私たちの豊かな食文化や自然との関係を見直し、深めることができるのです。この新たな試みが、さらなる広がりを持って成長していくことを心から願っています。


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会社情報

会社名
漆とロック株式会社
住所
福島県会津若松市本町5-49
電話番号
0242-85-6803

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