扉をくぐるバーチャル体験
2025-03-06 15:51:34

扉をくぐることで新たなバーチャル体験へ。MR技術の進化がもたらす未来の旅行

扉をくぐることで新たなバーチャル体験へ



株式会社NTTドコモと国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)が共同開発したリーディングエッジのMR(複合現実)技術が、私たちの日常に新しい体験の扉を開きます。この画期的な技術は、リアル空間に存在する扉を使って、バーチャルな世界に自然に移動できる仕組みを持っています。具体的には、Apple社の最新技術であるApple Vision Proというヘッドマウントディスプレイを用いて、利用者はリアルな扉を開けてくぐることで、その先に広がるバーチャル空間を体験できます。

技術の特徴


この技術は、リアル空間の扉を指先で選択することで、その扉の存在を認識します。利用者が扉を開く動作を行うと、その動きが空間コンピュータによってリアルタイムで認識されます。開いている扉の角度に応じて、視覚的にバーチャル空間が描画され、リアルな空間における感覚とバーチャルな体験が一体化します。このように、利用者は自身の動作に基づいた自然で没入感のある体験を得ることができるのです。

高まり続ける期待


この技術は、観光業や不動産業、エンターテインメントの分野での活用が期待されています。例えば、観光業では、バーチャルツアーを通じて新たな観光先を紹介し、不動産業では、現地に赴くことなく物件の内見を体験できるでしょう。また、エンターテインメント分野でも、ユーザーがよりリアルにバーチャル空間に没入できるサービスの提供が可能となるでしょう。

今後、NTTドコモとNAISTはさらなる技術の可能性を追求し、社会に寄与する新たなソリューションの開発を進めていくとしています。目指すは、「パーソナライズドリアリティ」で、一人ひとりが主役となる安全で感動的な社会の構築です。

EXPO 2025での披露


このMR技術は、2025年の大阪・関西万博でも出展予定です。「けいはんな万博 in 夢洲」というプロジェクトの一環として、利用者に新たなバーチャル旅行の体験を提供します。出展日程は2025年4月23日と9月19日を予定しており、多くの方々に新しいテクノロジーとその体験を実感していただける機会となるでしょう。

未来へ向かって


今回の技術開発は、ただの技術革新にとどまらず、私たちの生活の質を向上させる重要な一歩です。リアルとバーチャルが融合する世界で、利用者が確かに「そこにいる」と感じられる体験が、今後さらに多くの応用を生むことが期待されます。この新たなMR技術の進展が、私たちの未来にどのような影響を与えてくれるのか、目が離せません。私たちの周囲にある「扉」が、これからの時代の新しい可能性を開くかもしれないのです。


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会社情報

会社名
株式会社NTTドコモ
住所
東京都千代田区永田町2丁目11番1号山王パークタワー
電話番号

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