国産材フォーラム2015
2015-10-02 11:10:02

国産材の未来を拓く!WISE FORUM 2015開催報告

国産材の未来を拓く!WISE FORUM 2015開催報告



2015年10月23日、株式会社ワイス・ワイスとフェアウッド・パートナーズの共催により、「WISE FORUM 2015 幸せな未来を創造する-国産材とビジネス-」が、国連大学 ウ・タントホールにて開催されました。

本フォーラムは、国産材を100%使用した家具づくりを行うワイス・ワイスと、フェアウッド(違法伐採されていない木材)の利用促進を目指すフェアウッド・パートナーズが、国産材の可能性とビジネスにおける役割を探るべく企画されたものです。

イベント内容

フォーラムは、基調講演、複数のセッション、そしてパネルディスカッション、懇親会という構成で行われました。

基調講演: ソーシャルビジネスの第一人者である河口真理子氏が、「自然資本とソーシャルビジネスを軸とした国産材の可能性」をテーマに講演を行いました。持続可能な社会の実現に向けた国産材の役割を力強く訴え、参加者に大きな衝撃と感銘を与えました。

セッション1「違法伐採と国産材」: フェアウッド・パートナーズの三柴淳一氏、Wildlife Conservation Society Congoコンゴ共和国支部の西原智昭氏らが登壇。世界的な森林問題と国産材の重要性について解説しました。違法伐採の実態や、その影響を受けた地域社会の現状、持続可能な木材利用の必要性などを具体的に提示し、参加者の意識を高めました。

セッション2「国と自治体の国産材への取り組み」: 農林水産省林野庁の吉田誠氏、宮崎県諸塚村の矢房孝広氏らが登壇し、国と地方自治体による国産材利用推進の政策や取り組みについて説明しました。諸塚村のフェアウッド活用による地域活性化の事例紹介は、特に多くの参加者の関心を集めました。

セッション3「いま来ている国産材」: パワープレイス株式会社の若杉浩一氏、株式会社シェルターの木村一義氏、株式会社ワイス・ワイスの佐藤岳利氏、一般社団法人モア・トゥリーズの水谷伸吉氏が、国産材ビジネスの現状と可能性をそれぞれの事業事例を通して紹介しました。公共施設へのスギ材利用、木造高層建築、家具製造、地域材を活用した雑貨など、多様な分野における国産材の活用事例が示されました。

パネルディスカッション「国産材の出口と未来」: 河口真理子氏をファシリテーターに、農林水産省林野庁の吉田誠氏、速水林業経営の速水亨氏、株式会社FEMの山口真奈美氏が参加し、国産材の課題や将来展望について活発な議論が展開されました。国産材の需要拡大、流通システムの改善、新たなビジネスモデルの創出など、具体的な課題と解決策が提示されました。

懇親会: フォーラム終了後には、登壇者と参加者による懇親会が開催され、活発な意見交換が行われました。

フォーラムの成果

本フォーラムは、国産材の利用促進に向けた高い意識と具体的な行動を促す、重要な機会となりました。講演やパネルディスカッションを通して、国産材の多様な可能性と社会的な重要性が改めて認識され、参加者にとって大きな学びと刺激となるイベントとなりました。

今後の展望

国産材の利用促進は、日本の経済活性化、環境保全、地域社会の活性化に大きく貢献します。本フォーラムで議論された内容を踏まえ、今後も国産材の利用拡大に向けた取り組みが継続されることが期待されます。

会社情報

会社名
株式会社ワイス・ワイス
住所
東京都新宿区西新宿3-7-1新宿パークタワー20F
電話番号
03-6258-1345

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