ロボット実装促進センターの新たな取り組み
神奈川県では、様々な施設が抱える課題を解決するために、ロボット技術の導入を促進するための「ロボット実装促進センター」を設置しています。このセンターは、県内の鉄道駅や商業、文化、教育関連の施設を対象にしており、人手不足や業務の効率化、生産性向上を目指した支援が行われています。
この度、三菱UFJリサーチ&コンサルティングが委託を受け、2024年度「導入実証サポート」対象施設の第2期募集が開始されることが発表されました。これにより、ロボットの実装を通じて、各施設が抱える具体的なニーズに応じた支援が展開されます。
導入実証サポートの概要
導入実証サポートは、ロボットを用いた課題解決を目指す施設が、ロボット企業と協力し、自施設の仕様に応じてロボットを改良することで新しい取り組みを行うサポート制度です。主な支援内容は以下の3つです。
1.
相談サポート
コンサルタントが問題点の整理や解決策についてアドバイスを提供します。
2.
マッチング・サポート
各施設が抱える特有の課題を解決する適切なロボットを紹介します。
3.
導入実証サポート
各施設のニーズに応じたロボットの改良支援を行います。
応募対象施設と期間
2024年度の導入実証サポートを希望する施設は以下の条件を満たす必要があります:
- - ロボット導入に意欲的な神奈川県内の施設
- - 人手不足や業務の効率化を図る必要性のある施設
- - ロボット導入実証により、新たなモデルケース創出が期待できる施設
募集期間は2024年8月13日から9月20日までで、興味のある施設は指定されたウェブサイトで詳細を確認の上、申し込みを行うことが求められます。
事前説明会の開催
導入実証サポートへの応募を検討している施設向けに、事前説明会が開催されます。日程は2024年8月23日、28日、9月3日のいずれかで、各時間帯が設定されています。これに参加することで、具体的な支援内容や応募方法などについて理解を深めることができます。
応募のメリット
応募の施設には、ロボット改良の経費として最大500万円(税込)の支援が提供されるほか、担当のコンサルタントによる運用方法の見直しを含む伴走支援が受けられます。これは、ロボットの導入を円滑に進めるための重要なポイントとなるでしょう。
さらなる情報
昨年度の「導入実証サポート」の状況については、公式ウェブサイトに記載されている資料から確認することができます。ロボット技術を利用した新たな挑戦が、神奈川県内の様々な施設でどのように実現されるのか、今後の動きが非常に楽しみです。