東京バレエ団の55周年
2019-06-06 10:01:25

東京バレエ団が創立55周年記念プロジェクトを発表、壮大な計画が始動

東京バレエ団、創立55周年の華やかな幕開け



東京バレエ団(公益財団法人日本舞台芸術振興会)が、創立55周年を記念してさまざまなアニバーサリープロジェクトを展開することが6月4日に発表されました。この特別な年を迎えるにあたり、国内外での公演や新作の上演、さらには東京バレエ団の歴史を振り返る書籍など多岐にわたる企画が進行中です。

海外公演の充実



東京バレエ団は、6月と7月にかけてポーランドのウッチ歌劇場を皮切りに、オーストリアのウィーン国立歌劇場へ30年ぶりの出演を果たします。さらに、イタリアではローマにある古代のカラカラ浴場跡を利用した野外劇場、及びジェノヴァ近郊で開催されるネルヴィ国際フェスティバルに参加し、最後にミラノ・スカラ座での公演にて、大規模なツアーを締めくくります。このプロジェクトは、約1か月にわたり、3か国5都市で行われる予定で、東京バレエ団の伝統を世界に広める重要な機会となります。

国内でも華やかに



国内でも東京バレエ団は豪華な企画を用意しています。10月には、フランスのパリ・オペラ座から作品を依頼されている振付家、勅使川原三郎氏とのコラボレーションが実現。実際に武満徹の音楽に基づく振付けで、東京バレエ団のために初めて作品が上演される予定です。また、12月には人気バレエ「くるみ割り人形」の新しいプロダクションが控えており、次々と新しい挑戦を続けています。

芸術監督の斎藤友佳理



芸術監督の斎藤友佳理氏は、プリマ・バレリーナとしてキャリアを積みながら、世界的なスターダンサーたちとの共演を果たし、日本人初となるロシア国立舞踊大学院でバレエマスターおよび教師科を首席で卒業しました。彼女は、2012年に紫綬褒章を受章し、2015年から東京バレエ団の芸術監督としてその実力を発揮しています。斎藤氏の下、バレエ団は数々の名作を取り入れつつ、新しい才能を育成することにも力を入れています。その一環として、若手ダンサーのための振付発表イベント「Choreographic Project」も始動し、若返りを図っています。

東京バレエ団の未来へ



さらに、東京バレエ団は創立者である佐々木忠次の生涯を描いた漫画の英語版出版(2019年6月1日発行)を皮切りに、バレエ団の歴史をひもとく書籍も近日中に刊行予定で、バレエメンバーの育成をさらに強化する新企画も計画されています。55周年プロジェクトは、このように多様な活動が連携しながら進行中で、日本を代表するバレエ団としてのさらなる高みを目指しています。

東京バレエ団の55周年プロジェクトは、これまでの歩みを振り返るだけでなく、未来に向けた新たな一歩を示すものです。多くの方々がその進展を楽しみにしていることでしょう。どうぞご期待ください。

公式情報


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会社情報

会社名
公益財団法人日本舞台芸術振興会(NBS)
住所
東京都目黒区目黒4-26-4
電話番号
03-5751-8000

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