綿引正則氏を称える
2025-11-11 11:52:21

電子顕微鏡の製造職人、綿引正則氏が『現代の名工』に選定

綿引正則氏が『現代の名工』として表彰



2023年11月10日、リーガロイヤルホテル東京にて開催された表彰式で、茨城県ひたちなか市に拠点を置く日立ハイテクの綿引正則氏が、令和7年度の『卓越した技能者(現代の名工)』に選ばれました。この賞は、長年にわたる技能の研鑽と優れた業績を称えるもので、綿引氏は特に電子顕微鏡の精密な組立と調整技術においてその名を馳せています。

卓越した技能の評価


綿引氏のキャリアは1989年にスタートし、日立製作所那珂工場で電子応用装置の製造に従事。その後、2014年からは日立ハイテクの電子顕微鏡製作課で組長として精密な製造作業を指揮しています。彼の技術は効率的でありながらも高精度を誇り、ミクロン単位での調整を可能にする手法開発や、自動化設備の導入を進めました。これにより、工場の生産性は飛躍的に向上しました。

さらに綿引氏は、社内での新人教育や技能検定の実技指導にも熱心であり、茨城県内での技能者育成にも貢献。彼がもたらした若手技能者の育成は、特に評価されています。

技術の進化と未来への展望


日立ハイテク自体も、綿引氏の技術力を活用し、電子顕微鏡を含むデジタライズドアセットの提供を強化しています。今後はLumadaを活用し、より高度なデジタルサービスの展開が期待されています。また、CIセクターでは、豊富なインストールベースと先進AIを組み合わせたデジタルサービス『HMAX Industry』を通じて、生産現場の革新を図ることに力を入れています。

継承される技能の大切さ


『現代の名工』としての綿引氏の受賞は、ただの個人の栄誉ではありません。彼の努力と成果は、技能を尊重する文化の広がり、また技能者の地位向上に向けた動きの一環です。1967年に創設されたこの賞は、特に若者が技能労働に魅力を感じ、誇りを持てるような環境を作ることを目指しています。

過去の受賞歴


綿引氏は過去にも、2021年には創意工夫功労者賞(文部科学大臣表彰)及び茨城県知事表彰を受賞しており、これらは彼の卓越した技術力を証明するものです。収賞歴は多く、今後もその活躍が期待されます。

日立ハイテクの役割


日立ハイテクは、持続可能な社会の実現を目指し、さまざまな技術とソリューションを提供しています。ヘルスケア分野や半導体製造、さらには分析装置など、幅広い分野で活躍する一方で、デジタル化にも力を入れています。彼らの技術を通じて、社会の課題解決に貢献しています。そして、綿引氏のような技能者がその中心にいることは、企業にとって大きな力になるでしょう。

今後も、日立ハイテクはその卓越した技能を核に、新たな挑戦を続けていくことが期待されています。


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会社情報

会社名
株式会社日立ハイテク
住所
東京都港区虎ノ門一丁目17番1号 虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー
電話番号
03-3504-7111

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