Z世代の視点を活かしたそば・うどんブランドの未来構想
株式会社10(通称:10 Inc.)は、桜美林大学ビジネスマネジメント学群と、株式会社グルメ杵屋レストランの協力により、若年層が求めるそば・うどんブランドの未来を考える共創プロジェクトを実施しました。このプロジェクトでは、桜美林大学の学生たちが開催した最終プレゼンテーションが、大きな注目を集めています。
学生の発表内容
学生たちは10 Inc.が運営するオンラインコミュニティリサーチプラットフォーム「Mind Square®」を利用し、Z世代生活者との対話を通じてデータを収集しました。具体的には、アンケートや定性データを分析し、若者たちがそばやうどんのブランドに求める価値や体験を明らかにしていきました。このプロセスを経て、学生たちはグルメ杵屋レストランの経営層に向けた具体的な施策アイデアを提案しました。
グルメ杵屋レストランからは、学生たちの提案に対して高い評価が寄せられ、「従来の企業視点では捉えられない価値観や行動を知ることができ、多くの示唆を得られた」との声が上がりました。このように、生活者の声を経営に反映させる重要性が強調されたのです。
「調査」を越えた価値創造
本プロジェクトの特徴は、単なるアンケート調査に留まらない点にあります。学生たちは生活者との継続的な対話を重要視し、その声を基に分析や施策を立案しました。彼らは、若年層の選好や行動を理解する中で、SNS上での話題性や使用の便捷さが選択に与える影響を実感しました。また、同じ生活者であっても、交流する相手や使う場面によって重視するポイントが異なることも浮き彫りになりました。
このような洞察からは、表面的な情報だけでなく、その背景にある心理や理由まで深掘りする必要性が確認されました。
学生の学びと成長
参加した学生たちからは、データに基づいた提案の重要性や、顧客の行動から得たインサイトをどのように企業に還元するかの意義についての感想が寄せられました。カスタマージャーニーを用いた分析や、経営層からのフィードバックを通じて、自らの提案を進化させる経験を楽しんだと言います。
また、最終プレゼンテーションでは、学生たちの率直な見解と生活者調査から得られたデータに基づく提案が実施され、グルメ杵屋レストランからもその価値が認められました。彼らは「若い世代がどのような基準で外食やブランドを選んでいるかに、多くの学びがあった」と述べています。
企業からの高評価
株式会社グルメ杵屋レストランの代表取締役会長は、「学生たちから、私たちが気付けない若者の視点を多く提示され、非常に興味深く聞かせていただいた」とコメント。提案を通じて、ブランドづくりの新たな視点がもたらされるきっかけとなりました。
さらに、株式会社10の佐藤代表取締役は、「生活者の声を基にした提案が、企業の意思決定につながる重要性を再認識した」と述べています。企業と生活者、学生という異なる立場の対話を通じて、共創型マーケティングの新たな形が示されました。
今後の展望
株式会社10は、今後もMROCや様々なリサーチ活動を通じて、企業と生活者間の対話を促進し、持続的なブランド創造に取り組む方針です。生活者との対話を深めながら、未来の選択肢を模索する新たな意思決定支援の方法を実践していくことでしょう。このプロジェクトが、企業と生活者間の新たな関係構築を促進することが期待されています。