LEDGEがICCサミットFUKUOKA2025で優勝!
一般社団法人LEDGE(レッジ)は、2025年2月20日に開催された「Industry Co-Creation(ICC)サミット FUKUOKA 2025」において、社会課題解決を目的としたビジネスピッチイベント「ソーシャルグッド・カタパルト」で見事優勝を果たしました。このイベントは、日本国内で最大規模を誇るもので、多くの起業家が集まり、熱いプレゼンテーションが繰り広げられました。
様々な社会課題に挑む起業家たち
「ソーシャルグッド・カタパルト」は、社会の多様な課題に挑む企業の代表が、各自わずか7分でプレゼンを行い、その中での優れたアイディアが審査員によって評価されます。今回は、13社の参加があり、36名の審査員が勝者を選出しました。
LEDGEの代表理事である亀石倫子は、公共訴訟を通じて社会における不合理を変えるための挑戦について詳しく語りました。公共訴訟は、法律や憲法に反することを訴え、国や地方自治体を相手にその変化を求める手段です。このプレゼンテーションの様子は、専用の動画でも視聴可能です(1:48:45より)。
公共訴訟の現状と未来
日本における公共訴訟は、他国と比べて数が少なく、その背景にはいくつかの構造的な課題があります。弁護士がボランティアで活動しなければならないため、この分野に携わる人材が不足しているのです。この問題を解決するため、LEDGEは弁護士とマネージャーからなる専門家集団を形成し、法を変え、社会を前進させるために活動しています。
「変えられないを、変える」という理念を掲げ、設立からわずか1年半で5件の公共訴訟を手がけ、さらに来週には2件の訴訟が始まる予定です。彼らの最終目標は、今後五年間で合計30件の公共訴訟を実現することです。
LEDGEが目指す社会の変革
公共訴訟の対象となるのは常に国や地方自治体です。このため、活動には多くの寄付が必要となり、一般の皆様からの支援を求めています。司法を通じて、社会の不条理な制度やあり方を変えていくことがLEDGEの使命です。
主要な訴訟ケースの紹介
LEDGEは、現在以下の訴訟を進めています。
- - 立候補年齢引き下げ訴訟:選挙における立候補年齢を18歳に引き下げることを求めています。
- - 人種差別的な職務質問をやめさせる訴訟:警察のレイシャルプロファイリングを終わらせるための訴訟を準備中です。
- - わたしの体は “母体” じゃない訴訟:女性の自己決定権を侵害する法律の廃止を訴えます。
- - 夫婦別姓を選べる社会へ:夫婦の名字選択権を求めています。
- - オープンコート訴訟:法廷内の秩序の強制が過剰であることへの是正を求めます。
- - 保育料を経費に:共働き夫婦に必要な保育料を経費として認めることを求める訴訟が予定されています。
ICCサミットFUKUOKA 2025とは
ICCサミットは、産業創出の場として毎年開催され、400名以上が登壇し、1200名以上が参加します。2025年のサミットはヒルトン福岡シーホークで4日間にわたり実施され、参加者同士が活発に議論を交わしました。イベントの詳細については、公式サイトを参照してください。
LEDGEのビジョン
LEDGEは、公共訴訟を通じてソーシャルチェンジを促進する専門家集団です。社会の中で直面する問題に対し、認知を高めるキャンペーンを展開し、行動を促していきます。今後も多くの市民の支援のもと、実質的な社会変革を実現するために邁進していく所存です。
詳細については、
公式ウェブサイトもご覧ください。