倉田真由美のエッセイが1万部突破
著名なエッセイ「抗がん剤を使わなかった夫 ~すい臓がんと歩んだ最期の日記~」が、発売からわずか2ヶ月で累計発行部数1万部を超えたという。これは、著者である倉田真由美が1年9ヶ月の闘病生活を経て、夫との日々を綴った作品だ。
このエッセイは、特にAmazonのがん関連売れ筋ランキングで1位、楽天ブックスの日別ランキングでもノンフィクション部門で1位を獲得するなど、多くの読者に支持されている。著者の倉田は、自身の体験を通じて、どのように癌と向き合ったのかを明らかにし、「自分の身体に起こることはすべて受け入れる必要がある」とのメッセージを伝えたいと語っている。
今日はその内容や著者の思いについて詳しくご紹介しよう。
読者に響くメッセージ
倉田のエッセイは、単なる病気の記録ではなく、多くの人に勇気を与える内容となっている。彼女は、夫の叶井俊太郎さんが抗がん剤治療を受けないという選択をした背景や、その決断に至るまでの葛藤を描写している。この書籍は、癌患者やその家族にとって、治療における選択肢の重要性を再確認させる一冊だと言える。
また、倉田は「患者が自分で決めることが重要だ」と強調しており、このメッセージは特に多くの読者の心に響いているようだ。自身の経験をもとに、何をして何をしないかを選ぶ自由について、深く考えさせられる内容となっている。
講演会のお知らせ
このたび、エッセイの累計発行部数1万部を記念して、倉田真由美の講演会が開催されることが決定した。日時は2025年6月1日(日)の午後2時から、場所は大阪の紀伊國屋書店梅田本店となっている。
講演会では、倉田自身が夫との日々について語り、なぜ抗がん剤を使わなかったのか、その背景や思いを共有する予定だ。詳細は4月17日から紀伊國屋書店梅田本店のHPにて公開される。
この講演会には、がんに関心のある方や、倉田の作品を楽しみにしていた方々にとって、貴重な機会となるだろう。
作品の基本情報
- - 商品名: 抗がん剤を使わなかった夫~すい臓がんと歩んだ最期の日記~
- - ISBN: 978-4-9912997-3-5
- - 発売日: 2025年2月14日
- - サイズ: 四六判/208ページ
- - 価格: 1,650円(税込)
- - 発行所: 古書みつけ
- - 販売元: 日販アイ・ピー・エス株式会社
著者について
倉田真由美は1971年に福岡で生まれ、一橋大学商学部を卒業した。漫画家としてデビューし、代表作には「だめんず・うぉ~か~」がある。彼女は近著においても、さまざまなテーマで作品を発表しており、常に新しい挑戦を続けている。
この強い精神力と共感を呼ぶ言葉は、今の時代にこそ必要なものである。倉田真由美のエッセイは、私たちに多くのことを教えてくれるだろう。