さかなファームの挑戦
2020-04-02 14:00:37

陸上養殖プラットフォーム『さかなファーム』が水産業の未来を切り拓く

陸上養殖プラットフォーム『さかなファーム』が水産業の未来を切り拓く



株式会社さかなファームが、2020年4月に設立され、東京都大田区を拠点に水産業における新たな挑戦を始めました。代表取締役社長の原和也氏、取締役会長の金子智樹氏、取締役の留目真伸氏が経営を行うこの企業は、陸上養殖に特化したプラットフォームを提供し、水産資源の保護と生産量の拡大を同時に実現することを目指しています。

水産業の現状と背景



国内の水産業は、不漁規制や海洋資源の枯渇など、さまざまな課題に直面しています。水産物に対する世界的な需要は増加していますが、日本の養殖生産量は長年にわたり横ばい状態が続いています。このような背景の中、さかなファームは陸上養殖の可能性を見出しました。陸上養殖は、漁業権を必要とせず新規参入のハードルが低いだけでなく、水産資源の持続的な利用を実現できる方法として注目されています。

陸上養殖のポテンシャル



さかなファームが提供する陸上養殖プラットフォームでは、異業種からの参入を促進し、新たなビジネスの展開を目指しています。具体的には、業界経験のあるプロフェッショナルが、マーケティングやブランディングのノウハウを生かし、これから新たに養殖事業を始めたいと考えている企業や自治体をサポートしています。たとえば、ECサイトを通じて直接消費者に商品を届ける仕組みや、大学や研究機関との連携を通じた技術革新の推進など、様々な取り組みを展開しています。

SUNDRED社との連携



さかなファームの設立には、SUNDRED社が深く関与しています。SUNDRED社が運営する「新産業共創スタジオ」において、フィッシュファーム産業の発展に向けたプロジェクトが進行中であり、これに基づいてさかなファームも発足しました。金子智樹氏が関与する金子コード株式会社の先進的な陸上養殖事例をもとに、さかなファームはエコシステムの設計に努力しています。

パートナーシップの募集



さかなファームでは、陸上養殖産業の発展のため、様々なパートナーシップを募集しています。具体的には、品質向上やブランディングの支援を行う生産者、養殖に関心のある企業、先進技術を持つ大学や研究機関など、幅広い分野の協力を求めています。
また、有名料理店と連携して商品開発を行うことで、養殖魚の魅力を引き出し、消費者に届けることを目指しています。新規事業の立ち上げを考える企業には、対象魚の選定や生産に関するノウハウを提供し、共に市場へ進出していく準備を整える意向です。

まとめ



さかなファームは、日本の水産業に革新をもたらす存在として期待されています。国内外の魚介類の需要が高まる中、陸上養殖という新たな選択肢が業界全体の活性化に寄与することが期待されます。今回の取り組みを通じて、さかなファームは日本の陸上養殖産業を国際的な競争力を持った分野へと成長させるために力を尽くしていくことでしょう。

会社情報

会社名
株式会社さかなファーム
住所
東京都新宿区天神町71 TENJIN APARTMENT 9F
電話番号

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