ゼブラ企業の誕生
2021-06-21 10:00:02
ゼブラ企業の新たな波、持続可能な社会を目指す株式会社ゼブラアンドカンパニーの誕生
ゼブラ企業の新たな波
株式会社ゼブラアンドカンパニー(以下Z&C)が、社会課題の解決と持続可能な経営を両立させる「ゼブラ企業」の成長を支援するために設立されました。これは、シリコンバレーで生まれた「ユニコーンスタートアップ」の概念に対する反響として、2016年に生まれた「ゼブラ」という新しい企業形態の提案です。
ゼブラ企業とは?
「ゼブラ企業」は、社会的な目的を持って成長し、短期的な利益追求だけでなく、長期的に多様なステークホルダーの幸福を追求する企業として定義されています。具体的には、以下の4つの特徴を持っています。
1. 社会貢献が事業の目的: 売上や利益の最大化のみを目指すのではなく、社会課題を解決することが主な目的です。
2. 多様な力の活用: 単独での成功を目指すのではなく、長期的な視点でPDCAを回し、クリエイティブやコミュニティの力を借りて事業を進めます。
3. 持続的な経営姿勢: 短期的な株主価値の追求ではなく、長期的に全てのステークホルダーを幸せにすることを目指します。
4. ビジョンの共有と行動の一貫性: 様々な要素間のトレードオフを考慮し、具体的なビジョンを描き、日々の行動に反映させています。
ゼブラ企業の必要性
近年、行き過ぎた株主主義が多くの企業に影響を与え、上場企業が株主の期待に応えるために本来必要のない短期的な成長を追い求めるという課題が浮き彫りになっています。その結果、社員やその他のステークホルダーが不幸になるケースが増えてきました。Z&Cは、このような不幸な状況から企業を解放し、長期的な成長を目指して新しい金融商品や経営支援制度を提案していきます。
また、長期的な視点を必要とする業種、例えば農業や教育などは短期的なリターンが見込めず、資金調達の難しさもあるため、Z&Cはこれらの業種に特化した資金の流れを創出しようとしています。これにより、ゼブラ経営を通じて社会課題の解決を加速し、より持続可能な社会の実現を目指します。
元来の日本的経営の見直し
失われた30年の中で、日本企業が失ってしまった本来の価値観、例えば「三方よし」や「年輪経営」の重要性が指摘されています。Z&Cは、こうした伝統的な価値観と最新の経営手法を組み合わせることで、「ゼブラ企業」的経営を体系化し、国内外に提案していく活動を進めています。
Z&Cの実践する事業内容
Z&Cは主に3つの事業を展開しています。まず、投資事業では設立から3年以内の企業に対する資金提供を行い、成長を支援します。次に、経営支援事業では社会的インパクトを創出している企業に対し、戦略の再構築やブランドの強化を図ります。そして、ムーブメント・コミュニティづくりを通じて、ゼブラ企業の概念を広め、賛同者を増やす活動を行います。
ゼブラ企業の未来
最終的に、Z&Cはゼブラ企業の成長を通じて、社会課題の可視化と解決を促進し、持続可能な経営の普及を目指しています。このような取り組みを通じて、優しく健やかで楽しい社会を実現し、全てのステークホルダーにとっての幸福を追求していくのです。Z&Cは、三名の創業者の経験とネットワークを活かし、日本から世界へとこの新たな経営モデルを発信していくことでしょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社 Zebras and Company
- 住所
- 東京都港区麻布十番2-20-7麻布十番髙木ビル8F
- 電話番号
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