MRTとLea Bioの提携について
MRT株式会社(東京都渋谷区)は、ベトナムにおいて医療業務を効率化するWEBシステムサービスを展開するLea Bio株式会社(神奈川県茅ヶ崎市)と資本業務提携契約を締結しました。この提携により、両社はお互いのサービスを強化し、新たなプラットフォームの提供を目指します。
背景
東南アジアでは、急速な人口増加と経済成長が進む一方で、高齢化も進行しています。そのため、医療ニーズは多様化しており、各国は医療機関の拡充や専門医の育成を急いでいます。特にベトナムでは、医療費の増加や、疾病の複雑化が共に課題となっています。医療従事者の絶対数が不足していることも大きな問題で、都市と農村間での医療格差も目立っています。Lea Bioは、保健省の支援のもと、これらの課題に対するソリューションを提供しています。
提携の目的と内容
MRTグループは「ASEAN No.1 の医療DX・医療人材プラットフォーム」を目指し、2024年からDocquity社との提携を通じて、ベトナムでの展開を強化します。この提携により、MRTは日本国内の医師や医療機関とのネットワークを活用し、Lea Bioはベトナムの医療機関や保健省と結びつき、両国の医療が相互に連携できる構造を作ります。
具体的には、両社のプラットフォームを連携し、新たな医療サービスを構築。日本の医療技術や知見をベトナムの医療従事者に提供することで、現地における医療の質向上を図ります。この新たなプラットフォームは、ガイドラインやプロトコルの策定など、医療品質の担保にも寄与する予定です。さらには、MRTによる資本提携として、Lea Bioの株式の一部を引き受けることで、相互の資本基盤を強化します。
Lea Bioについて
Lea Bioは、ベトナム国内で医療DXサービス「MEQUY」を提供しており、患者の状況を把握するための高度なアルゴリズムを活用しています。このシステムは、多くの医療機関で採用されており、導入済みの病院ではすでに1万人以上の利用者を記録しています。このサービスは医師にとって業務負担を軽減し、効率化を実現。患者とのコミュニケーションを改善することで、診療の待ち時間を短縮し、重症患者の発生リスクを減少させています。
今後の 展開
MRTとLea Bioの提携は、単なる資本業務提携に留まらず、双方のプラットフォームを拡大し、共に新たなビジネスチャンスを生み出すことを目指しています。医療課題の解決に向けた取り組みを通じて、両社は東南アジアの医療発展へ貢献するとともに、新たなビジネス展開を図ります。
会社概要
MRT株式会社は、2000年に設立され、現在では東京本社を中心に、医療分野での多様なサービスを提供しています。資本金は540,565千円で、従業員数は237名。今後は、MRTとLea Bioの協力を通じ、さらなる成長を目指します。
詳しい情報やサービスに関する問い合わせは、MRT Global Management Pte LtdまたはLea Bio株式会社までご連絡ください。